44部分:エリザベートの記憶その二十二
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
てチューリンゲンにまで下がった。
彼はローマの自室でまどろんでいた。ベッドの中にその身を横たえていた。
その彼に声をかける者がいた。それは夢の中であった。だが彼はその声を確かに聞いていた。
「公爵様」
女の声だった。それが彼を呼んでいた。
「公爵様」
「誰だ?私を呼ぶのは」
彼はその声に対して夢の中で応えた。
「女のようだが」
「私です」
彼の目の前に一人の少女が姿を現わした。金色の髪と青い目を持った美しい少女である。タンホイザーは彼女の姿を見てすぐに驚きの声をあげた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ