第一章
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う言った。
「おい、またその曲歌ってるのか」
「駄目?」
「駄目じゃないけれどな」
それでもとだ、私は妹に言った。
「その歌一日に何度も聴いてるからな」
「もう飽きたの?」
「そうなんだよ」
畳のちゃぶ台のある部屋で歌っていた妹に言った、丁度部屋に入ってきたところらしく立っている。
「もうな」
「お兄ちゃんそんなにこの曲聴いてるの」
「それこそ街に出たらあちこちで聴けるよ」
商店街を歩いているだけでだ、何かその商店街も最近色々なものが売っている様になったと思う。
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