猫娘と明かされる秘密編
NO.046 教師たちとの会談
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
そんな感じである意味怖い感じでお昼になるのを待つオールマイトであった。
相澤も相澤でようやく緑谷の秘密を知れる事に対して思う事があったりなかったり。
教室に入った出久はいの一番に爆豪のもとへと足を運んで、
「かっちゃん、少しいいかな?」
「あ? なんだ、デク?」
「うん。今日の放課後に話したい事があるんだけど……待っててもらってもいいかな?」
「ッ!……わかった」
昨日の今日でもう話す算段がついたことに多少の驚きを感じながらも爆豪も乗り気であった。たとえ、ある意味残酷な事を話される事になろうとも……。
だが、場所が悪かった。
出久と爆豪の会話は他のみんなにも聞かれていたという事に二人はうっかり気づいていなかったのである。
それゆえに、
「(デバガメはいけないと思うんけど……デクちゃんの事、もっと知りたい)」
「(コイバナかな!?)」
「(水臭いじゃないか緑谷君。俺にも教えてくれてもいいのに……)」
「(出久ちゃんの秘密……知りたいわね)」
と、ほとんどの者達に興味を寄せられていたのであった。
こういう時だけ感じる事は皆一緒という事か。
そして時間は過ぎて行って、お昼休み。
すぐに食事を済ませた出久は指定された会議室へと足を運んでいた。
その会議室にはオールマイトはもちろん、相澤に校長、リカバリーガールの姿があり、出久は多少の緊張を感じながらもオールマイトに「掛けなさい」と言われて対面席に座る。
「それで緑谷……このメンバーを集めたって事は相当の事なんだろうから、俺は知らないがオールマイト達はお前の事は大体は把握している口なのか?」
「はい。そうですよね? 校長先生もリカバリーガールも」
「まぁね。あたしはオールマイトの身体を診てきたからね。それにもう何度かそう言う話はしたじゃないさ?」
「うん。緑谷さんのことはオールマイトから聞いているからね。オールマイトが選んだ後継者だって事も」
「校長……後継者って一体?」
一人だけ話に付いていけていない相澤だったが、そこはオールマイトが自身の個性の秘密を簡潔に説明する事ですぐに理解を得られた。
「………なるほど。だからオールマイトは緑谷をよく目にかけていたんですか」
「うん。隠していてすまなかったね」
「いえ。そんな事情だったなら話せなくても仕方がない事ですよ。と言う事は俺もその仲間入りと言う事ですか?」
「そうなるね。なるべく話しちゃいけないからね?」
「わかりました」
相澤も理解をした事で出久はさっそく話をしようと思い、口を開く。
「それではここからは僕の個性に付いてお話していきます。そうですね……今日早起きしてまとめた資料を渡しますのでそれを見てください」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ