42部分:エリザベートの記憶その二十
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彼は答えた。
「ラインゴールドへ行く」
「そうか。私はこれで去る」
「行かないのか?」
「ああ」
彼は答えた。
「おおよその見当はついているしな」
「誰がいるかか」
「行けばわかる」
彼もまたヴェーヌスと同じことを言った。
「行けばな。ではな」
そう言い残して艦橋を後にした。
「また会うこともあるかも知れない。その時はまた」
「宜しくな」
こうしてタンホイザーはラインゴールド周辺での戦いに勝利した。帝国軍は壊滅し残った僅かな軍はそのまま帝国本土へと落ち延びていった。そしてラインゴールドも自動的にタンホイザーの軍の占領下に置かれることとなった。彼はヴェーヌスとジークフリートの言葉に従いラインゴールドに降り立った。
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