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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica15-C局員狩り〜Flame vs Flame〜
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背格好からしても・・・
「スバル・・・!?」
としか思えない仮面持ちだった。だから「スバル! スバルなんでしょ!」って呼びかけながら、スバル?の攻撃を捌き続ける。
「せぇーい! やぁー! とぉー!」
「変声魔法も使っていない、まんまスバルの声じゃないの! あんた、何やってるの!」
「ス、スバルじゃないです! 最後の大隊の1人、アングです!」
「動揺してる時点でそうでしょうが! ゼヒツェーンテ! あんた達、スバルに何をしたの!?」
スバルが
最後の大隊
(
そっち
)
側に付くなんて絶対×100でもありえない。まず連中に洗脳みたいなことをされたに違いないわ。ゼヒツェーンテは「ワタシは何もしてな〜い」って答えた。わたしは、か。ゼヒツェーンテ個人は関わってない、って話で良いのよね。
「魔導師アリサ・・・さん! あなたを確保します! お覚悟を!」
「・・・はあ。もういいわ、やってあげる。その代わり痛い目に遭う覚悟はしておきなさいよ、スバル! フレイムアイズ、ヴァラーフォーム!」
≪おいおい、後輩相手にヴァラーはやり過ぎだろ!?≫
“フレイムアイズ”がそんなことを言うけど、スバルって普通にバリア貫通の一撃を打ってくるのよね。だから防御より攻撃を優先していかないと、変なところでカウンターを食らって撃墜なんてこともある。
「だから先手必勝!」
≪しゃあねぇな! いくぜ!≫
スナイパーライフルのような長い銃身の両側に反りの無い直刀が2つある、1m半くらいの長さの実体ある大剣と、1mくらいのソードブレイカー状の魔力剣の二刀流というスタイルになる“ヴァラーフォーム”。直接攻撃系魔法と射砲撃魔法を一度に行える、あたしの切り札よ。
「フレイムバレット!」
大剣にある銃口から火炎弾を連射。スバルは“マッハキャリバー”の運動性能をフルに活かして右に左にと回避しつつ、余計切れないものはシールドを張って防御。そのままあたしに向かって突っ込んでくる。けど、近接特化のあんたを懐に近づけるほどあたしは馬鹿じゃないわ。
「イジェクティブ・ファイア!」
火炎弾に混じって砲撃を発射。最初に火炎弾でスバルの軌道に制限を掛けて、左右に避けられないようにしてからの火炎砲。スバルはギリギリで「ファイアプロテクション!」を前面に展開して防御した。爆炎と黒煙に呑まれるそんなスバルへ向けて・・・
「ヴォルカニック・スカッシャー!」
2つの直刀に展開した数mの半実体化魔力刃による横払いの斬撃をお見舞い。でもあたしの一撃は空振り。それは何故か。その答えはすぐに見ることが出来た。あたしの斬撃によって黒煙が晴れる中・・・
――ウイングロード――
魔力で構築された道が駐車場内を走った。ソレを疾走してくる
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