暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica15-C局員狩り〜Flame vs Flame〜
[6/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
」
とはいえ、騎士ガリホディンが気絶してるのに結界は解除されていないのよね。どうやったら解除できるのかしら。辺りを探索してみるけど、結界解除に至る術を見つけ出すことが出来なかったわ。
「あー驚いた。ワタシの魔法と魔力だけしか使ってないとはいえ、ワタシのロードを倒しちゃうなんて。あまりの威力にワタシまで一時ダウンしちゃってたし。あなた、強いのね♪」
幼い女の子の声が、倒れ付したままの騎士ガリホディンから聞こえてきた。バッと振り返ると、ゆっくりとだけと起き上がってく彼の姿が。気になるのは声だけじゃなくて、髪の色が青から紅色に変化していた。もうこの段階で声の正体が何か察することが出来た。
「融合騎・・・!」
「どうもはじめまして。
最後の大隊
(
レッツト・バタリオン
)
所属の融合騎、ゼヒツェーンテです! 融合騎がいるっていうのはとっても秘密なので、誰にも口外しないでね〜!」
騎士ガリホディンの閉ざされた口から聞こえてくるゼヒツェーンテ(意味は、16、か・・・)の陽気な声。口外するなって言っておいてあたしに名乗るということは、「あたしを生かして帰すつもりはない?」ということになりそうね。
「殺すことはないよ。ただ捕まえて、ちょっとの間眠っていてもらうだけだよ」
「それだけで十分恐ろしい話よ。アンタも騎士ガリホディンと一緒に逮捕するから、大人しく投降しなさい!」
「ダーメ。閣下からの命令だもの。ちゃんと果たさないと怒られちゃう」
「残念よ」
――リングバインド――
本体である騎士ガリホディンの4つのバインドで簀巻きのように拘束する。防護服を着用していないし、攻撃魔法にするといくら非殺傷設定でも重傷を負うことになるもの。ゼヒツェーンテは「ほら、起きて、ロード! 捕まっちゃう!」なんて今さら言い出した。起こしてからあたしと話せばよかったのに・・・。
「とにかく、最後の大隊の一員であるあなた達を逮捕します。ので、結界の解除をすぐに行うように」
通信も念話も上手く繋がらない以上は、やっぱり現実に戻るしかないわけで。でもゼヒツェーンテは「おーい、おーい!」ってあたしの話を聞こうとしないし。もう壊しちゃおうかしら。“フレイムアイズ”のマガジンを交換して、カートリッジを新たに3発ロード。魔力刃に防御魔法以外の魔法破壊効果を付与させたそのとき・・・
――トランスファーゲート――
ギュィーン!と聞き覚えのある駆動音がフェードインしてきた。振り向くとほぼ同時、もうすぐそこまで来ていた新たな仮面持ちを視界に収めた。円形の仮面と目出し帽と黒のセーラー服。何より目が行くのは、両腕に装着された“リボルバーナックル”と、両足の“マッハキャリバー”。左腕にも“リボルバーナックル”が装着されているのが妙だけど、
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ