暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica15-C局員狩り〜Flame vs Flame〜
[2/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
・」」
少しの沈黙の後、あたしとルインは「あはは!」って笑い声を上げた。あたしは「今すぐその仮面を剥ぐわ」と“フレイムアイズ”を起動して、防護服へと変身する。“フレイムアイズ”はニュートラルのファルシオンフォームだ。
「とても残念です・・・と言いたいところですが、個人的にあなたとは1対1で拳を交えてみたかった。あなたを墜とした後は、騎士シグナムを墜とすつもりです。チーム海鳴の二大炎熱使いに勝利する。それが目下わたしの目標です」
――炎纏人――
そう言ってルインは足元にベルカ魔法陣を展開して、噴き上がる炎の渦に飲み込まれた。渦が消えると、ルインは全身を炎を纏った状態で構えを取った。炎に包まれた中で怪しく光る2つの目がスッと細められた。来る。そう思った瞬間・・・
「参る!」
あたしに向かって駆け出してきたから、こちらも“フレイムアイズ”の柄を両手で握り締めて交戦に入る。繰り出される左拳に「バーニングスラッシュ!」と炎の斬撃で迎撃。ルインの燃える拳が刃面と激突。剣身と拳が纏っている炎が周囲に散らばるんだけど、結界のおかげか車への引火は防がれてるわ。
「おおおおおおッ!」
「むううううう!!」
あたしは燃え続ける“フレイムアイズ”を振り続け、ルインは燃える拳や蹴りであたしの攻撃を迎撃してきた。それだけでコイツが高レベルの騎士であることが判る。まぁシャルやルシル達から、大隊のメンバーにはヤバイくらいに強い騎士が多く居る、っていう話は聴いていたけど。
「でもま、チーム海鳴内での模擬戦で鍛えたあたしにはまだ足りないわ・・・!」
――タイラントフレア――
“フレイムアイズ”の剣身に纏わせている炎の最大火力を引き上げさせると、ルインは「っ・・・!」その衝撃に後退した。アイツが体勢を立て直すより早く接近する。繰り出される上段蹴りを身を屈めるで躱した。利き足を踏みしめ・・・
「タイラント・・・フレアッ!」
「むぐぅ・・・!」
全力の火炎斬撃をルインの横っ腹に打ち込んでやったわ。全身を炎で包んでるアイツを、今度はあたしの炎で覆ってやって、さらに爆発させてやった。吹っ飛んだアイツは誰かの車に突っ込み、他数台を巻き込みながら駐車場の壁に突っ込んで、その車の下敷きになった。やりすぎ、とは思わないわ。手応えからして今の一撃で終わったとは考えられない。
「はっはっは! いやぁ、なるほど。確かにこれは強い」
――爆乱覇――
スクラップと化した車の山が大爆発を起こして、バラバラに吹っ飛んだ機械部品や炎の礫が全方位へ向けて飛んだ。さすがに車の残骸は受けきれないって判断したあたしは回避行動に入って、炎弾だけは“フレイムアイズ”で斬り伏せた。
――紅狼駆――
その中でルインが姿勢を低
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ