ペルソナ3
2057話
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た対シャドウの為の組織を運営していくのは、かなり難しくなるだろう。それでも……それでも、お前はその道を進むのだな?」
「はい、お父様。私はアクセルの恋人の1人として……そして、影時間を生みだした桐条グループの者として、そのどちらも捨てようとは思いません」
「……そうか。正直なところ、恋人の『1人』というのが若干気になるが……それはお前も全て承知の上での話なのだろう?」
「はい」
「分かった。後で母さんのところに顔を出してやれ。色々と心配していたからな」
「正月中には1度、顔を出そうと思っています」
そんな親子の会話も聞こえてくる。
いや、これを親子の会話と言ってもいいのか?
何だか、微妙に違うような気がしないでもない。
……そう言えば、ゆかりの母親には会ったけど、美鶴の母親には会ってないな。
聞いた話だと、病気がちで身体が弱いとか何とか言ってたが……一度会った方がいいんだろうか。
身体が弱いのなら、タルタロスで見つけたマジックアイテムとかで治りそうな気もするけどな。
最悪、俺のイクシールもあるし……ホワイトスターに自由に行き来出来るようになれば、ネギま世界の魔法界に行って拳闘士やトレジャーハンターとして稼ぐ事も可能だし、レモンの治療や近衛の回復魔法という手段もある。
その辺り、今度美鶴としっかり相談してみた方がいいのかもしれないな。
そんな風に会話をしながら食事は進み……やがて、一旦食事は終了して、12時までは自由時間となる。
「アクセル、ゆかりも、ちょっと屋上に行かないか?」
俺とゆかりはそう誘われ、美鶴と共に巌戸台分寮にある屋上に行く。
「そう言えば、前に聞いた話によるとイレギュラーシャドウと有里が戦ったのはここだって言ってなかったか?」
「うむ。……正直なところ、まさか当時は自分が人類終焉の日になるかもしれない戦いに関わることになるとは……思わなかったな」
「ふふっ、そうなると私とアクセルが会ったのも、運命だったのかもしれないわね」
美鶴の言葉にゆかりが笑みを浮かべる。
大晦日ということもあり、外に出るのはやはり寒いのだろう。
ゆかりと美鶴の口からは、白い息が漏れている。
「ほら、ちょっと俺に近づけ。少しは暖かくなるから」
そう言い、2人の肩を抱き寄せる。
同時に、混沌精霊としての力を使い、白炎で2人を暖める。
……そう言えば、美鶴からクリスマスプレゼントで貰った不動心のネックレスだが、何気に俺との……正確には白炎との相性が良いらしく、俺が白炎を使っても燃えたりといった事はない。
まぁ、見て分かる程に強力なマジックアイテムなんだから、そのくらいは当然なんだろうが。
ぶっちゃけ、これってネギま世界でも稀少な価値を持つイクシールなんかよ
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