4部分:ファフナーの炎その三
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なぞ存在し得ない。そんなこともわからないのか」
「ですがこのままでは」
「わかっている」
ヴァルターは戦いとは別の決断を下さざるを得なかった。
「住民をシェルターに入れよ」
「はい」
「全ての住民をだ。よいな」
「わかりました。それでは」
「バイロイトがどういった崩壊をしたのか詳しくは知らないが」
彼はファフナーを見据えながら言った。
「幾ら何でも地下深くまで潜り込んでは手出しの仕様があるまい。これでいい」
「艦隊は如何致しますか」
「一先後退する」
艦隊に対しても指示を下した。
「フランケン星系まで後退する。よいな」
「わかりました」
「住民はシェルターにいれば当分は大丈夫だ。そしてファフナーをやり過ごす」
妥当な案であった。しかしこれがヴァルターにとって最大のミスとなってしまうことにこの時彼は気付いてはいなかった。
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