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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第15話 修羅場なんてなかった…なかったんだよ
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く胸や脚の方に目を向けたけど…そこに怒りを震えていたのではなくて?

「…少し、お話しても?」

「それは後でいいか?多分この後ミラが来るかも知れないし――あ、」

ミラの魔力が近づいてきている…だと?

「おい、ミストガン!ミラが近づいてきているから早く中に戻ってくれ!」

そもそも、ラクサスが家にオレたちがアニマを封じた時に丁度バッタリ会ったからこうなったけど、ミラはまだミストガンを会っていない。会わせるのはいいけどミストガンはなるべくギルドの皆と会わないようにしていたんだ。これで会わせようとしたら計画に支障は出るかもしれないし…それに今のミラはもう戦わせれない。から教えたりするのは今の得策ではないし、何よりもリサーナと関係のある今じゃどうも話しにくい。

とりあえず、なんとかしなくては。

「…分かりました。では先に家で待っておりますので、”話”は帰ってきてからにしますね」

「…?わかった。じゃあミラと話をしてくるー!」

「んじゃオレはミストガンと待っている。早く済ましてこい」

「おう!」

ラクサスとミストガンを二人にするのは心配はない。さっき一応ラクサスに事情を話したし、いきなりミストガンの素顔を見ようとはしないはずだから大丈夫だ。だからオレは――ミラの説得を済ますだけだ。






「…そういえば、ミラの料理の腕を試食する機会、減っちゃうなぁ…まぁギルドでやればいいか」

等と呟いてからオレはミラの所へと向かったのだった―――。








案の定、ミラから疑問の声が出た。

ちなみに後からエルフマンも来る予定だったらしい。

「なんで家に上がっちゃだめなのかしら?なにか隠しているの?」

と、ストレートで聞かれたオレは迷わず肯定して

「そうなんだよ。だからできれば他の人とかも家に入れたくなくて…」

「――それは私だけじゃなくてエルザもよね?」

「あ、うん」

等と、何故かエルザのことまで聞かれたが、なんとか納得してもらった。

しかし喋り方は本当に前と変わったから、最初はどう接したほうがいいのかと思ったが…普通に今までどおりが一番だし、今更変えても仕方ないとのことでいつもどおりだ。

ただ、リサーナの事の前よりもよく掃除してくれていたからか、やはり彼女も困惑で何を隠しているかを聞かれたが、生憎教えられないのでそこらへんは誤魔化した。嘘を吐けるよりはマシだ。
何より嘘を付いた後に痛い目に遭うのはもはやよくあることなので、マシなのはやはり嘘を吐かず、本当のことを言わないで済ます方がまだいいのは確かだろう。


…次はエルザや他の皆か。まぁ大丈夫な筈だし…、一
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