13 ライザー、再び
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一誠達が、部室に入ってくると、リアスと朱乃が、待機していた。
「あ、あれ?部長と朱乃さん、今日は、どうしたんですか?何かありました?」
一誠とアーシアは、久々に部室に顔を出していた二人の顔を交互に見ていった。
「もうすぐ、ここにライザーが来るわ」
リアスは、一誠とアーシアを見つめていった。
「え?アニキが?」
一誠とライザーには、いろいろと因縁があった。
元はリアスの婚約者だったライザーは、一誠との戦いに敗北し、リアスを奪われ、自信喪失になった挙句、引きこもりとなった。が、自信を蘇らせるために一誠とともにいやいやだったが、修業の果てに自信を回復することができた。
それ以降、ライザーは、一誠を弟のように可愛がり、一誠もまたライザーを兄のように慕っていた。
「もしかして、凰蝶ちゃんのことですか、リアスお姉さま?」
アーシアの大きな目が、リアスに注いだ。いつもは、おどおどした感じな彼女だが、部長に命名してからは、しっかりしだした事にリアスは、喜びを感じていた。
「ええ、そうよ、アーシア」
リアスは、にっこり微笑んで答えた。
「じゃあ、なにかわかったってことなんですかね?」
一誠は、アーシアより一歩前に出て、リアスに問いかけた。
「そこからは、俺が説明しよう」
どこからともなく声がしたかと思うと、フェニックス家の紋章を象った魔方陣が現れた。と同時に、一人の男と少女が、炎の中から現れた。
「アニキ!!」
「 レイヴェルちゃん!!」
一誠とアーシアが、同時に声を上げた。
「よぉ、一誠。久しぶりだな」
相変わらず赤いスーツを着て気障ないでたちでライザー・フェニックスが、現れた。そして、その横に レイヴェルが鹽らしく立っていた。
「早速だけど、ライザー、説明してちょうだい」
リアスが立ち上がり、ライザーを見つめた。
「おいおい、リアス、君とも久しぶりなんだぜ。積もる話もあるし、お茶ぐらい出してくれないか」
手を大きく広げ、やれやれと言った感じでライザーは、リアスに向かって言った。
リアスは、ため息を一つついて、指をパチリと鳴らすとライザーと レイヴェルのテーブルの前に紅茶が2つ現れた。
「リアス様、皆様はまだ揃っていませんね」
レイヴェルは、周りを見渡した。
「ああ、ロスヴァイセは教育会議、ゼノヴィアは生徒会の会議、ギャスパと小猫には、凰蝶を見張るように言ってあるわ。アザゼルは・・・・・。
何をやっているのかわからないわね」
リアスは、アザゼルの自由気ままな行動にため息をついた。
「あの方もいろいろ忙しいのでしょう。父、、、。
あっ、いや、ヴァルキエル殿に聞いていますから」
朱乃は、ヴァルキエルを父と呼びそうになり、顔を赤らめた。
アザゼルは、駒王学園の化学担
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