貞操観念を斬る
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恥ずかしいのかウィスの方を見ようとしない。
「ええ、似合っていますよ、ロスヴァイセさん。」
だがそんなことが気にならなレベルで彼女は美しかった。
女性にしてはリアスよりも高い身長に、引き締まったボディ、腰まで垂れ下がる銀髪の髪にその紫の水着は非常に似合っていた。
正に女神。
ウィスは彼女をべた褒めする。
「ウィスさん、一緒に泳ぎましょう。」
木場からのお誘い。
久しぶりに運動がてらに体を動かすのも悪くはないだろう。
ウィスは羽織っていたパーカーを脱ぎ、鍛え抜かれた上半身をあらわにする。
「う、うおお……。」
「はわわ、ウィスさん。凄いですぅぅ……。」
細身ながらも鍛え抜かれた上半身は見事に割れ、その筋肉を強調している。
パーカー越しでは伺えない鍛え抜かれた体だ。
無駄な所など一切存在せず、引き締まっている。
この場の誰もが皆一様に魅入られる。
ロスヴァイセは赤面し、顔を指で隠しながらも、指の隙間からウィスを覗き見ていた。
「……?」
「……そ、それよりもウィスと一誠の2人に頼みたいことがあるの。」
頼み事とは一体なんだろうか。
「実はね……。小猫とアーシアに泳ぎを教えて欲しいの。」
成程、そういうことか。
ウィスと一誠の2人は納得がいったとばかりに首肯する。
─少し待つにゃ!─
だがそこで待ったの声が。
言うまでもなく小猫の姉である黒歌である。
ウィスは無言で頭上の黒歌を持ち上げ、前方へと放り投げ、杖を振りかざす。
途端、毛並みの良い黒猫が絶世の美女へと変化し、淡い光に包まれ、上下黒色の水着姿の黒歌が現れた。
「小猫の相手は私にゃ!」
「お姉様…。」
何、カッコつけちゃってんのお姉さま、と小猫は切実に思った。
黒歌が小猫に、一誠がアーシアに指導し、プールに入り浸る。
それ以外の女性達は皆がそれぞれの時間を過ごしていた。
因みにウィスはというと……
現在、リアスと至近距離で見つめ合っていた。
否、ウィスが顔を真っ赤に染め上げたリアスに詰め寄っていた。
「どうしました、リアス?」
ウィスはリアスが逃げられないように彼女の股に足を差し込み、左手は彼女の左肩を掴み、抑え込む。
右手からはオイルを滴らせながら、ウィスはリアスの魅惑的なお腹を人差し指でなぞり、胸をさすり、色香を放つ鎖骨を越え、彼女の綺麗な唇へと触っている。
事の発端はリアスがウィスに自身にオイルを塗ってくれるように頼み込んだことから始まった。
特に断る理由もなかったウィスはそれを快諾
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