35部分:エリザベートの記憶その十三
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に出る。そして怯んでいる敵艦隊に向けて突撃した。
「もう一度一斉射撃を加えるぞ!」
「はい!」
それに従いまた攻撃が浴びせられる。怯んでいた帝国軍はこれでさらにダメージを受けた。後ろではワルキューレの軍が鶴翼の陣を組み攻撃を加えていた。前後から圧迫を受けている為か帝国軍はタンホイザーの軍にもワルキューレにもまともに対処が出来ないようであった。
タンホイザーの軍はそのまま突っ込んだ。そして周りにいる敵に対して次々と攻撃を浴びせる。そしてその中でクリングゾルの旗艦を探していた。
「公爵」
「見つかったか」
タンホイザーはラインマルに顔を向けて問うた。
「はい、敵艦隊の右翼におります」
「そこか」
「今ワルキューレもそちらに主力を向けております。どうやら彼等もニーベルングの旗艦を確認した様です」
「そうか、遅れるな」
彼はそれを聞くとすぐにローマを動かせた。
「右だ、捕捉するぞ」
「了解」
「必要とあらば乗り付ける。艦内に斬り込む」
「艦内に」
「何としてもニーベルングを撃つ」
タンホイザーの声が強いものとなった。
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