ペルソナ3
番外編075話 その頃のホワイトスター
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運用され、相応の結果を出している。
もっとも、ダラニはあくまでも使い捨ての移動装置兼自爆用の兵器だ。
ファブニールに比べると、大きく戦果が下がるのは当然だろう。
結果として、ファブニールの戦果を見たケイオスやそれ以外の組織からも購入出来ないかという打診が来る事になるのだが……シャドウミラーの技術がこれでもかと詰まっている以上、他の世界に販売する予定はない。
異世界間貿易の条約に反しているので、そもそも販売出来ない事になっているのだが。
それでいながらシャドウミラーが他の世界の兵器を購入するのが自由なのは……力関係を如実に示している形だろう。
「まぁ、新型の新マクロス級……ちょっと呼びにくいわね。仮にクレイドルという名前にしておきましょうか。クレイドルはアクセルが戻ってきたら収納して貰うから構わないわよ。……収納というと、あの機動要塞もどうにかする必要があるわね」
五飛の顔を見て、レモンがふと思い出す。
W世界において敗北したOZ。
そのOZが秘密裏に建造していた、リーブラという機動要塞とでも呼ぶべきものがあった。
バルジが消滅――正確にはアクセルが盗んだのだが――した為に、その後釜として建造されていた機動要塞。
秘密裏に建造していたり、膨大な資源が必要となる事もあって結局あの戦争の最中に完成するような事はなかったのだが……戦後、それを連合軍が発見。
政治班の方でも素早くその情報を掴み、アクセル達が連合軍の傭兵として多大な……それこそ、アクセル達がいなければ連合は消滅していてもおかしくなかったといえる程の活躍をした事による報酬として、連合軍がリーブラを完成させてからシャドウミラーに譲渡される事になったのだ。
ちなみに、レモンがフェイトに頼んだ魔法球に使う予定の、リーオー、エアリーズ、トラゴス、キャンサー、パイシーズ、トーラスといったMSの製造工場も、アクセルの活躍に対する報酬の一部だ。
他のもSEED世界のMSやギアス世界のKMF、マクロス世界のVFのように、様々な世界との交渉により、それらを集める事に成功した。
もっとも、その点で頑張ったのは主に政治班なのだが。
「あのリーブラとかいうのか。……正直なところ、俺はああいうのは好かん」
「そう? ああいうのがあると、宇宙とかで凄く便利なんだけどね」
不満そうな五飛に、レモンはそう告げる。
実際、シャドウミラーでもニヴルヘイムという機動要塞を持っているからこその意見だろう。
「けどさ、ああいうのだけ集めてどうするんだよ? ニヴルヘイム、バルジ、リーブラ……それにちょっと違うけどピースミリオンだっけ。後は今回の報酬の新マクロス……じゃなくて、クレイドルだっけ?」
「今すぐどうこうしようというつもりはないけど、何かあった時に
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