ペルソナ3
番外編075話 その頃のホワイトスター
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かせて貰おうかな。この魔法球は何に使うのかな。今のところ、そこまで魔法球については特に必要としていなかったと思うけど」
「W世界とSEED世界、ギアス世界、マブラヴ世界、マクロス世界、ナデシコ世界。……これがどのような世界か、分かる?」
その言葉とレモンの立場から、すぐに何の為に魔法球が必要になったのか分かったのだろう。フェイトは少し呆れた様子で口を開く。
「技術班はそれぞれの世界の機体を多少なりとも保管していると聞いてるけど? わざわざ機体の製造施設を用意する必要があるのかい?」
「あるのかないのかで言われれば……多分ある、としか言えないのよ。今でこそホワイトスターは他の世界と繋がっているけど、それがいつまで続くのかは分からないもの。もしもの場合を考えて、それらは必要よ。基本的に流れ作業だから、品質チェック用の量産型Wも少なくて済むし。……もっとも、KMFはサクラダイトが必要になるから、ギアス世界との行き来が出来なくなれば、こっちに保存してある分だけしか作れないんだけど。それにマクロス世界のVFは数機種程度しか作れないようになっているし」
「なるほどね。……まぁ、そっち関係は僕には興味がないから、それでもいいけど。なら……」
「フェイト!?」
フェイトが何かを言おうとした時、そんな声が店内に響く。
それが誰の声なのかは、それこそ考えるまでもなく、フェイトには……そしてレモンにも分かった。
「やあ、お揃いだね。ウィンダミア王国の起こした紛争でケイオスに派遣されてたんじゃなかったっけ?」
それをフェイトが知っているのは、フェイトの部下……仮契約の相手にワルキューレのファンがいるからだ。
ちなみに、他にもシェリル派、ランカ派、ミレーヌ派といった風に別れてもいるのだが。
「今、丁度帰ってきたところだろ。ったく、ウィンダミア人は強いって言うからちょっと期待してたけど……生身での戦いだと五飛の方が上だったぜ?」
「ふんっ」
アウルの言葉に、五飛は不機嫌そうに鼻を鳴らす。
そんな五飛を落ち着かせるように、スティングが口を開く。
「ほら、五飛も落ち着けって。レイも何か言えよ」
「五飛の気持ちも分からない訳じゃない。だが……やはりアルトロンガンダムをそのままというのは、色々と厳しいんじゃないか?」
「いや、そういう事を言いたいんじゃなくてだな」
はぁ、とスティングは溜息を吐く。
アウル、スティング、レイ。
この3人は、元々出身が同じ世界という事や年齢が近い事もあり、一緒に行動する事が多かった。
そんな中、W世界でアクセルと出会い、そのアクセルを倒すという目標を持った五飛はシャドウミラーに所属し、年齢が近いということも関係してアウル達と一緒に行動する事が多くなった。
五飛
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