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とある3年4組の卑怯者
147 意地
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「僕は出るよ」
 藤木が答えた。
「私も行くわよ」
「わいもや。折角いろんな人と会えたんさかいな」
「そうよね。もちろん私も行くワよ!楽しみね!」
「うん!!」
 皆は肯いた。

 3年4組のクラスメイト達を乗せた花輪の自家用飛行機は東北の上空に入っていた。
「皆様、間もなく花巻空港の方に着陸いたしますので、シートベルトをお締めになって下さい」
 ヒデじいが皆に促した。
「ついに東北に来たんだなブー!」
「おう、美味いもんいっぱい食ってやるぜ!!」
「お前はまた食いもんかよ・・・」
 はまじは小杉に呆れた。そして飛行機は空港に着陸する。
(藤木君・・・。負けないで・・・。私、貴方に頑張って欲しいの・・・。どうか藤木君が世界大会に出られますように・・・)
 リリィは藤木が世界大会への切符を手にできるよう祈っていた。
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