暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第1章 これから始まる物語
第1話 決意の日、決断の日
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、シグナム、ヴィータ、ザフィーラ、シャマル、そしてリインフォースの5人は、いつもボクの傍にいてくれた。間違いなくボク幸せ者だ。




『お父さん。お母さん。新しい家族ができてから、もう10年近く経ちました。いろいろなことがありました。楽しいこともあれば、辛いこともありました。


 そのたびに、家族がいれば、喜びはもっと大きくなり、悲しみはずっと小さくなりました。ボクは今、幸せです。どうか心配しないでください。けれども、お父さんとお母さんとの思い出、いっしょに暮した幸せな日々は、決して忘れません。


 ボクは、貴方たちに与えられ、教えられたいろいろなモノ。大切なコト。を、これからも、ボクの家族たちと、いっしょにつくりあげ、分かち合っていくでしょう。
 これから、原作と呼ばれる物語が、故郷の駒王町ではじまります。きっと、さまざまな出会いと別れがあることでしょう。どうか、天国からボクたち家族を見守っていてください。まだ、原作までもう少し』

               (200X年3月20日 誰かの日記より)  

 


 けれども、心の中の焦燥感は、日増しにふえてきている。正体を確かめなくてはならないのに、思い出した瞬間、ボクはボクではなくなる気がする。そう、原作まであと少し。

 ボクの未来を――――たちの未来を踏み出そう。きっと、――の果てには、幸せな暮らしが、待っている筈だから。それなのに、胸騒ぎが止まない。不安が大きくなるのはなぜだろう。ああ、原作までもう少し。


◆                    

『お父さん。お母さん。天国で、安らかに暮らされていますか。余計なお世話かもしれませんが、僕は心配です。
 
 天界が存在しているのにおかしな話です。人の魂が存在しない、偽物。人の世に害をなす存在。天を詐称する、天使の名を騙る異形ども。

 ――あいつらは、報いを受けるときがきました。
 
 必ず仇をうってみせます。待っていてください。もう少し、もう少しで、僕の願いは叶います。ボクが必ず叶えてくれます。さあ、原作までもう少し』

                (200X年3月20日 誰かの日記より――裏面)





 聖書の神とともに旧魔王たちが倒れ、なし崩し的に私は魔王になってしまった。旧魔王を信奉し、私を認めない者たちがいた。自らが魔王たらんとし、打倒サーゼクス――私のことだ――を掲げる者たちもいた。


 おかげで、悪魔社会は混乱の最中にあり、同時に、天使や堕天使連中を牽制し、少子化問題など山のように仕事が舞い込んできた。
 

 すっかり疲労した私は、生き抜きを兼ねた視察と称して、かわいい妹のリアス・グレモリーが将来領有することに
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