暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第1章 これから始まる物語
プロローグ
[1/3]
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
『明日は、僕の9歳の誕生日。
お父さんとお母さんと、久しぶりに、皆で朝早くからお出かけして、夜は一緒にケーキを食べるんだ。
お母さんと一緒にお夕飯を食べて、お風呂に入って、歯磨きしたら、「明日は早いからもう寝てなさい」ってお母さんに言われました。
まだ眠くなかったから「お父さんが帰ってくるまで起きてる!」って言ったんだ。そうしたら「お父さんは帰りが遅くなるから、お手紙を出したらどうかしら」ってお母さんに言われたの。
僕は、元気よく返事して、お手紙を書いたら、
眠たくなって、お母さんにおやすみのあいさつをした後、日記を書いています。
明日が早くこないかな。
わくわくして眠れるか心配だったけど、
わくわくしすぎて、眠っちゃいそう。
お父さんの好きな言葉を書いたら眠ります。
おやすみなさい。
世界が平和でありますように』
(「199X年6月3日」誰かの日記帳より)
◇
――――5歳くらいだっただろうか。
頭のなかに「誰かの記憶」が湧いて出てくることに気付いたのは。
誰かの記憶を思い出そうとすると、頭にもやがかかったようになって、――顔も名前も家族も個人情報に関する全てを――うまく思い出せない。
その癖、知らない知識が泉のように湧いて出てきて、知識の使い方や、知識を得る方法など色々なことが「わかった」。
普通、いきなり他人の記憶をみせられたら混乱すると思うが、なぜだか「当たり前のように」馴染むのだ。まるで、前から知っていたかのように、平然としていた。
なんとなく、これが「前世の記憶」なのか、と納得したり感心したり(今思えば、ずいぶんのんびりとした性格だったと苦笑してしまう)。
前世の記憶は、一度に全てが蘇るわけではなく、断片的にゆっくりと浮かび上がってきた。これも、頭が混乱しなかった理由だと思われる。
おかげで、「僕」は、周りから「ちょっと大人びた子ども」と認識され、自由に振る舞うことが出来た。
ただ、困ったこともあった。前世の「僕」は、「俺」という言葉を使っていたようで、前世の知識を使って考え事をしているときは、つい「俺」口調になってしまう。
俺俺言いまくっていたら、お母さんに泣かれたので、なんとか改めたが。それでも、思考中では、やっぱり「俺」だった。
きっと前世のボクは、男だったのだろう。――けれども、身体とのギャップだけには、なかなか慣れることが出来なかった(割り切った今でも、たまに戸惑うことがある)。
困りごとは、もうひとつある。「僕」はなんと、複数の物事を同時に処理することができた。至極
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ