猫娘と明かされる秘密編
NO.044 話される秘密と出久との関係性
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! あなたがいてくれるのなら僕はどこまでも戦える……と思いますから」
「……!」
オールマイトは心の中で必死に自身の事を伝えるんだ!と思っていたが、ついぞ果たせなかった。
出久の顔が眩しすぎて……今話したら出久の心が折れてしまうかもしれないからだ。
その頃にはもう自身は出久の隣にはいないだろうという事を……。
「ありがとう……」
だから、感謝の言葉を言う事しかできなかったのであった。
そして出久は教室に戻っていくとそこではなにやら物々しい雰囲気で轟と飯田が説教を食らっているという光景だった。
出久が帰ってきた事に気づく一同。
二人はすぐに出久に駆け寄ってきて、
「緑谷君……すまなかった。今度からもっと細心の注意を払ってドアを開ける事にするよ」
「あぁ……俺も配慮が足りなかったからな。すまねぇ緑谷」
「えっと……気にしないで! 僕もそんなに気にしていないから! あれは事故だったんだよ。だから、ね?」
「緑谷……」
「緑谷君……」
どこか神々しいものを見るような表情を浮かべている二人であった。
女子陣とかはそれで「甘いなぁ……」と思いつつも、それが出久なんだなとも納得していたり。
そんな事があったが、下校時間になり出久は帰ろうとして時だった。
「……おい、デク」
「かっちゃん……?」
そこでは少しだけ聞き辛そうな表情を浮かべている爆豪がいた。
「少し顔を貸せよ。てめぇに聞きたい事があるんだ」
「う、うん……」
なんだろうと思いつつも、出久は爆豪の後に付いていった。
しばらくして人気のないところで、
「なぁデク……教えてくんねーか?お前の個性はもしかしてあの時の猫の物なのかってな……」
「かっちゃん……!? それって……」
それからしばらくして出久は申し訳なさそうに爆豪と別れた。
要約すればまとまったら話すから待っていてもらえないか?という事である。
爆豪も普段らしからぬ冷静な様子で、
「わかった……いつか、教えてくれ」
それだけ言って帰っていった。
出久は今日の濃かった内容を思い返しながらも、家へと帰り眠りについた。
そして見る事になる。フォウの過去を……。
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