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ハルケギニアの電気工事
外伝2:頑張れ?『改革推進部・事務局』!!
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、みんな未婚でした。やっぱりこんなに遠くまで既婚者が一人で来るのは無理でしょうね。私より年上の人はラウラさんだけですが、みんな綺麗な人ばかりで負けそうです。

 その日は、採用された人たちと一緒に親睦会を兼ねた昼食会を開いて頂き、お屋敷の広間で初めて貴族様のお食事を食べさせて頂きました。こんな贅沢なお食事は初めてでしたが、これでも簡単にしたと言う事で、思わず普段はどんなお食事をしているのだろうと想像してしまいました。
 食事の後、午後は私たちが仕事をする部屋に連れて行って下さいました。先ほどの控え室より奥の方にある、少し小さい部屋ですが、仕事用の机や椅子が運び込まれていて、何時でも仕事が出来るようになっていました。掃除もしっかりとされていて、とても気持ちの良い部屋です。
 扉から見て正面の一番奥の机がアルバート様の机で、そのほかの机を自分たちで使うようにと言われました。私の机はアルバート様の左側で、一番近い所になります。
 その後は明日からの予定や、私たちが着る事になる制服のことなどの話があり、実際に制服のデザインを決めるように指示され、午後一杯掛かってみんなで話し合って決めました。決まった制服のデザインは、すぐにお屋敷付きの服屋さんに渡され、今週中に出来上がるそうです。

 次の日からは、午前中屋敷のメイドをしているアニーさんにお屋敷内の説明や立ち居振る舞いについての教育をしていただき、午後はアルバート様と一緒に私が講師となって、『事務局』の他の4人の読み書きと算術の教育を行います。
 教育用にアルバート様が持ってきてくれた絵本は、私が子供の頃母から寝物語に聞いた事のあるお話もありました。みんなも同じように聞いた事があると言う事なので文字も覚えやすく、とても助かりました。

 ラーグの曜日。アルバート様から寮が出来たといわれました。案内された所は、出来たばかりの少し大きな屋敷が2棟離れて,向かい合わせに建っていて、その間の奥の方に1棟、その向こう側にもう1棟の屋敷が建っていました。
 手前の2棟の屋敷が寮で、向かって右が男性用、左が女性用だそうです。中に入ってみると1階も2階も屋敷の片側に廊下があり、その廊下沿いに等間隔でドアが6個ずつ並んでいました。それぞれ同じ大きさの個室で、内装も同じになっているそうです。試しに1つの部屋に入ってみましたが、とても綺麗で住みやすそうな部屋でした。本当にこんな部屋に住まわせて貰えるのでしょうか。
 次に寮の間に建っている屋敷に行ってみます。ここは食堂で、中はとても広い部屋になっていて沢山の机と椅子が並んでいました。まだコックが決まっていないので食事は出来ませんが、近いうちに使えるようになるそうです。
 最後にその奥の屋敷に行くと、そこは大きなお風呂でした。入り口は一つですが、入った所に2つのドア
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