一話目
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るべきであろう。
そもそも、ゲームではないのだから、相手も隠れ潜んでいるだろうし、そんな相手に簡単にエンカウントは出来ない。どう考えも節約は大切である。
冷蔵庫の中が空であった時に近所の店の情報を確認してくれていたのだろう。
なお、交通費についてはビルドファンという強い味方がある。フルボトルのエネルギーで走ってくれるようだ。
序でに地下にあるAストライクフリーダムとナデシコCに付いては完全に放置の構えだ。一応、彼女を艦長と登録しておいたが、完全に人員不足なのだ。
ナデシコC
艦長:朝田詩乃
パイロット:天地四季
艦載機
アメイジングストライクフリーダムガンダム
コレが現在のナデシコCの状況である。
すぐに運用する気はないが、人員不足だといざという時に使えない。艦長とオペレーターの兼任については、流石に無理と言われた。一応パイロットなしも問題なので、現状では四季がアメイジングストライクフリーダムガンダムのパイロットになっている。
いくら高性能な戦艦と言えど、運用出来なければ単なるホテルだ。
「買い物が終わったらナデシコの中を確認して見るか」
「私もそれが良いと思うわ。使う必要がある時に慌てるのは良くないと思うから」
まあ、改めてナデシコCの中を確認して広さは兎も角、ホテルにも負けてない設備に驚いたのは二人だけの秘密だ。まあ、何ヶ月もの間船員が生活するのだから、ある程度ストレスの無い設備も当然だろう。
通帳を探してる間に詩乃が銀行と買い物に行く店の道筋を確認、家の敷地内の外から見えない位置でビルドファンにライオンフルボトルを装填すると、手のひらサイズのスマホから人が乗れるサイズのバイク『マシンビルダー』へと変形して行った。
「改めて見るとすごいな」
「どうなってるのよ、これ?」
恐るべし天才物理学者と心の中で呟きつつマシンビルダーに乗り、詩乃も後部座席に座る。
「じゃあ、しっかり掴まってろよ」
「うん」
幸か不幸か何事もなく買い物は終えたのだが、通帳の中には百万ほどの金額があった事を追記しておく。
さて、問題なく買い物は終わったのだが、荷物を置いた時に改めてビルドフォンにメールが届いた。
『賞金首情報』
そう表されたメールを見て四季は夕飯の支度を任せた詩乃を残してはぐれ悪魔の出現地点へと向かった。
(これが初めての戦闘。一人でどこまでやれるかも今のうちに確かめておきたいからな)
廃墟を一瞥し、ビルドドライバーを装着し、取り出すのはラビットフルボトルとタンクフルボトル。
「……早速この力を試してみるか」
赤いラビットフルボトルと、青いタンクフルボトルを振りながらビルドドライバーへと装填する。
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