一話目
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段から出てきたのは『朝田 詩乃』という少女。先程呼び出したシノンの現実での姿だ。
しかも、呼び出されてから結構待たされた為にかなりお怒りのご様子だった。
(しまった)
まさか待っているとは思って居なかったとは言え、呼び出してそのままと言うのは本当にまずい事をしてしまったと思う。
性格も良く、GGO(ガンゲイルオンライン)のゲームの中のスキルが現実で使えるならば十分に頼りになる相手。寧ろ、友好的な関係を築くためにも、さっさと挨拶くらいしておくべきだったと思う。
「えーと、ごめん」
「反省してるなら、良いわよ」
謝る四季に対して何処か拗ねたようにそう答える詩乃。
「改めて、天地四季だ。これから宜しく」
「え!? ええ、『朝田 詩乃』よ。これから宜しくお願いするわ」
「オレのことは好きに呼んでくれて良い」
「じゃあ、四季って呼ばせてもらうわ。私のことはシノンで良いわ」
互いに挨拶して握手をする。
「ところで、四季は私達が居るのが如何いう場所か知ってる?」
「いや、その辺は全然」
転生前の記憶は殆どないためにどんな世界に転生したのかは分かってないが、最低限仮面ライダーの力が身を守る為に必要な危険はあると言うのは大体理解して居る。
「私も、この世界に召喚された時に貰った簡単な知識くらいしか」
続けて告げられた『天使と悪魔と堕天使とか、その他の神様とかがいる』と言う言葉で候補が絞られた上に、ある種の核心が得られる。
ハイスクールD×Dの世界だろう、と。
ぶっちゃけ、他に思い付いた世界だと生き残れる気がしないので、これであってくれと心から願う。主にメガテンとかだと。
「そう言えば、ここで何をすればいいのかって聞いてる?」
「何も」
首を振りながらそう答える詩乃。転生したのはいいが何をすれば良いのか分かっていない現状だ。
仮面ライダーやスーパー戦隊の力があるとは言え目的もなく無闇に行動するのは危険極まりない。
ぶっちゃけてしまえば、原作介入など、しなくていいならば関わらない方が良いだろう。
そんな会話を交わしていると式の持っているビルドファンに振動する。
「メール?」
詩乃に対して見ても良いかと問い掛けると、見ても良いという返事が返ってくる。
先ほど届いたメールを開くと、
『賞金リスト』
と言うタイトルのメールが届いていた。怪しいとは思いながらメールを開くと、はぐれ悪魔の等級とそれに対する報奨金の幅、そしてガチャをするためのポイントなどが書かれていた。
更に注意書きのように、『リストに無い相手などと戦い、勝利した際にもガチャポイントは発生します。また、不定期に発生するイベントを攻略することで
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