暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2055話
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っているのは、ゆかりとはデザイン違いのネックレスだ。
 本来なら2人別々のプレゼントにした方がよかったのかもしれないが、迷った末に俺はデザイン違いのネックレスという事にした。
 その箱を開けて、そこに入っているネックレスを見た美鶴は、嬉しげに笑う。

「クリスマスプレゼントを貰う事は珍しくないが……これだけ嬉しいプレゼントは初めてだ」
「そこまで大袈裟な物じゃないんだが……喜んでくれたようで何よりだよ」
「私からは、これを」

 そう言って美鶴が渡してきたのは、こちらもネックレス。
 ただ、不思議とそのネックレスの赤い宝石は、こちらの目を奪うような不思議な吸引力を持っている。

「これは?」
「アクセルはマジックアイテムを集めるのが趣味だと言っていたからな。これは……エルゴ研が奇跡的に作り出す事が出来たマジックアイテムで、通称だが不動心と呼ばれている。確認したところでは、これを装備している者の精神系の状態異常を完全に防いでくれるらしい。……貰ってくれるか?」

 エルゴ研の遺産……エルゴ研については色々と思うところがない訳でもないが、今はそれを言ってもどうしようもない。
 それに、美鶴の言う事が本当ならば、この不動心というネックレスはもの凄い価値を持っている事になる。

「ああ。美鶴が選んでくれたプレゼントだ。ありがたく貰うよ」

 そうしてプレゼント交換を済ませると、お互いにシャワーを浴びる事になる。
 俺が最初にシャワーを浴び……そこから上がった時のバスローブだけを身に纏った俺を見て美鶴が顔を真っ赤に染めていたが、その美鶴は俺と入れ替わるようにシャワーを浴びに行く。
 そうして20分程が経ち……俺と同じバスローブを身に纏った美鶴が、寝室にやってくる。

「その……よろしく頼む」

 薄らとついている明かりの中、美鶴がバスローブを脱ぐ。
 そこから現れたのは、高校生とは思えないような、成熟した肢体。
 俺もバスローブを脱ぎ、お互いに一糸纏わぬ姿となり、美鶴の身体を抱き寄せる。
 柔らかく、暖かく、それでいて鍛え抜かれたその身体を抱きしめつつ、俺は美鶴と唇を重ねて、お互いの舌を絡め合わせつつ……そのまま、ベッドに美鶴の身体を押し倒すのだった。
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