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ベル・クラネルが魔剣使いなのは間違っているだろうか
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はなく様々な形をもした武器たちにそれぞれ意思があり魔法のような剣、『魔剣』を扱う者のことである。
そしてかつてまだ魔剣貴族クロッゾ一族が生まれる前にエルフの里を一人で壊滅までに追い込んだ存在でもある。故にエルフの血を引くものからは忌み嫌われている存在である。
「それでもよ。だってベルくんはそんな印象を変えたくてこのオラリオに来たんでしょ?」
「……はい。そうでした。ありがとうございます、エイナさん」
「気にしないで。それより問題はこの事が他の誰かつまり第三者に広がる可能性があるってことだよ」
「恐らく同じファミリアの人たちには知られてしまいましたよね」
「恐らくね」
二人はロキ・ファミリアのメンバーには知られてしまったと言う可能性を考えた。
「僕、明日無事に生きているでしょうか…」
「だ、大丈夫よ!」
「でも、ロキ・ファミリアには多くのエルフがいますし、なにより王族までも一緒ですから」
「リヴェリア様、ね。大丈夫だと思うんだけど」
このオラリオにはさまざまな種族が数多く存在しているがロキ・ファミリアには
王族
(
ハイエルフ
)
の末裔である女性が存在する。しかもLv.6だ。ベルでは到底相手に出来ない存在である。
「まあ、一応主神である神ヘスティア様にもちゃんと話すのよ」
「はい、今日もありがとうございました。エイナさん」
「良いのよ。それじゃあ、また明日ね」
「はい!それでは!」
ベルはそのまま走って帰っていった。
「うふふ、ああいう姿を見ると本当に弟みたい」
「エイナサーーん。大好きでーす!」
「ふぇ?」
立ち止まって振り返ったと思ったら行きなりの告白にエイナは再びフリーズした。
「あらあら、愛されてるね。エ・イ・ナ♪」
「ミーシャ!!」
再び同僚に弄られる嵌めになったエイナであった。
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