第八幕その八
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「こんなことを言ったのは」
「謎が謎を呼ぶ?」
ガブガブは何処かの時代劇みたいなことを思いました。
「まさにね」
「こんなに謎だらけなんて」
「凄いよね」
「まさかこんなに謎のことがあるなんてね」
「この高野山に」
「本当に考えれば考えるだけわからなくなるよね」
先生はここでまた皆にお話しました。
「このことは」
「空海さんは凄い方でね」
「まさに日本の歴史上でも物凄く立派な人だけれど」
「けれどそんな人のお傍に高野山を攻めようとした人のお墓があるのは」
「凄いよね」
「このことはこれからも調べていくよ」
先生もそうすると皆に答えました。
「僕もね」
「うん、先生の課題の一つよね」
「学者としての」
「じゃあこれからもね」
「高野山のことも勉強していくのね」
「そうしていくよ、じゃあとりあえず休める場所を探して」
今度はこんなことを言った先生でした。
「そうしてね」
「あっ、もういい時間ですね」
トミーが先生のそのお言葉に気付きました。
「お茶を飲む」
「そろそろだよね」
「じゃあティータイムですね」
「やっぱりお茶は飲まないとね」
先生にとってはです、本当にこの時間を忘れてしまうと先生としてはどうしようもなくなってしまうのです。
「僕は元気が出ないから」
「だからですね」
「お寺の人にもお話をしてね」
お許しを得てからというのです。
「飲もうね、ただお寺の中だから」
「紅茶ではなくですね」
「日本のお茶のね」
こちらのというのです。
「和風ティータイムになるかもね」
「そちらで、ですね」
「お寺にはお茶が付きものだよ」
仏教のお寺にはというのです。
「どうしてもね」
「修行の眠気覚ましですね」
「その為に必要だからね」
どうしてもというのです。
「お寺にお茶は付きものでね」
「この高野山でもですね」
「お茶はあるし」
それでというのです。
「そちらになるかもね」
「そうですか、そしてそれもですね」
「いいね」
笑顔で言った先生でした。
「それもまた」
「そうですね、先生も僕達もそちらのティータイムも好きですしね」
「レモンティーでもよくなったしね」
つまりアメリカ式です、アメリカでは紅茶はミルクティーではなくこちらで飲むことが多いのです。
「中国風のもね」
「そうですよね」
「じゃあ今からね」
「高野山でもですね」
「ティータイムを楽しもうね」
笑顔でお話した先生でした、そしてお寺の人とお話をしますとそれならとです。お寺の人はお茶とお菓子を出してくれたのですが。
見事なお抹茶とぼた餅、三色団子に羊羹でした。その和風三段ティーセットを見てです。動物の皆もうっとりでした。
「いいね」
「和菓
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ