第八幕その七
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「私達の国も皆オズの国の住人だから」
「公平にしないとってなってね」
「それでなのね」
「どの国にも同じものを贈らせてもらうの」
「宝石で造られた時計を」
「贈らせてもらうわ」
メリーランドにもというのです。
「だからね」
「喜んで受け取らせてもらうわ」
これが女王の返事でした。
「是非ね」
「それじゃあ」ね」
「受け取らせてもらうわ、それとね」
女王からさらに言ってきました。
「プレゼントのお礼だけれど」
「こちらも用意しておりますぞ」
女王とキャンディマンで言ってきました。
「プレゼントもあるしね」
「遊ぶ場所に案内致しますぞ」
「遊ぶ場所、そうか」
言われてです、カルロスは気付きました。その気付いたことはといいますと。
「この国では食べる人はいないから」
「左様、ご馳走はありませんが」
キャンディマンはそのカルロスに明るく笑って答えました。
「それでもです」
「遊ぶ場所があって」
「そちらで楽しんで頂きます」
「遊ぶ場所っていうと」
「ここは凄いテーマパークがあるんだ」
キャプテンがここでカルロス達にお話しました。
「オズの国でも屈指のね」
「テーマパークですか」
「そうなんだ」
それがあるというのです。
「だからそこでね」
「遊んで、ですか」
「楽しもうね」
「とにかく凄いテーマパークでね」
「君達も絶対に楽しめるよ」
教授とモジャボロもカルロス達にお話します。
「実は億達も楽しみだし」
「わくわくしている位だよ」
「私も行かせてもらうから」
身えば女王もにこにことしています。
「今から夜まで、明日もね」
「楽しんでなのね」
「私達のおもてなしを受けてね、そしてでね」
それでと言う女王でした。
「お食事は我が国にはないけれど」
「そこは心配無用よ」
トロットが女王に笑顔で答えました。
「私が持っているから」
「あっ、そうね」
「だからね」
それでというのです。
「そのことは心配しないで」
「それじゃあね」
「皆で楽しみながら」
「おもてなしを受けてね」
こうお話してです、そのうえでなのでした。
一行は女王とキャンディマンにテーマパークに案内してもらってです、そのうえで皆でテーマパークの色々な場所を巡って楽しみます。
そのテーマパークの中で、です。トロットはカルロスに尋ねました。
「どうかしら、このテーマパークは」
「面白いですね、しかも普通のテーマパークでなく」
「全部おもちゃで出来てるわね」
「そこも面白いですね」
見ればコーヒーカップもジェットコースターもバイキングもメリーゴーランドもです、全部おもちゃのものです。働いている人達もおもちゃやお人形、そしてぬいぐるみの人達です、一行の
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ