ペルソナ3
2052話
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していたんだよな。
また、武治も他の面々とは違い、桐条グループの総帥として俺の言葉に真面目に頷いていた。
影時間の終わりについて、思うところがあるのだろう。
もし影時間が終われば、武治は桐条グループの経営に集中していく事になるのだから。
そのような時、科学技術の結晶とも呼ぶべき人型機動兵器は、ある意味で桐条グループの要になる。……可能性もある。
もっとも、基本的にシャドウミラーは異世界間での兵器の輸出は許可していないので、人型機動兵器をそのまま輸入するという事は出来ないだろうが。
ただし、それ以外の者であれば余程の事がない限り規制はしない。
そういう意味では、シャドウミラーの異世界間貿易の輪の中に入れるというのは、かなり大きな意味を持つ。
そして、このペルソナ世界においては当然のように桐条グループがその最有力候補な訳だ。
いやまぁ、桐条グループ以外に付き合いのある組織はないし、それも当然の事だろうが。
それに桐条グループはマジックアイテムを量産する事が出来るという点でも、シャドウミラー側にメリットは大きい。
「さて、それじゃあ……まず、こちらがミロンガ改」
その言葉と共に、鋭角的な印象を持つ黒い機体が姿を現す。
「おお、ニーズヘッグだっけ? あっちの機体と違って、シンプルで格好良さそうだな」
順平が感嘆しているのを聞きながら、次にサラマンダーを取り出す。
「こっちがサラマンダー。……ミロンガやニーズヘッグと違って、どっちかと言えば戦闘力よりも機動力を重視した機体だな。足代わり的な意味で」
ファイター状態のサラマンダーは、今が影時間だからこそガウォークやバトロイドとしての姿を見せる事が出来なかったが……戦闘機のファイターだからこそ、その姿に目を奪われる者も多かった。
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