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リング
218部分:ラグナロクの光輝その七十二
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 流石にこれは予想していなかった。扉の両端で攻撃態勢に入ったまま止まる。だがここで声がした。
「安心してよい、アースの戦士達よ」
「その声は・・・・・・ニーベルングか」
「そうだ、私だ」
 彼もそれに応えた。それは確かにクリングゾルの声であった。
「私がこうして卿等に声をかけてくる理由がわかるか」
「ここに来いというのか」
「そうだ」
 クリングゾルは答えた。
「その通りだ。ならば話は早い」
「どう思う?」
「さてな」
 七人の戦士達はそこに罠を感じていた。そこまでクリングゾルという男を信頼していなかったのだ。

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