ペルソナ3
2051話
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は……人型機動兵器だけに、とてもではないがこの世界の代物ではないというのを、理解出来る筈だ。
そもそも、この世界で人型機動兵器というのは作られていない。
いやまぁ、アイギスも分類的には人型で機動兵器なんだから、もしかしたらニーズヘッグを見ても納得されないかも? と一瞬思ったが……この様子を見た限り、その心配はいらなさそうだ。
「アルマーが、別の世界の住人だと……そのように言うのか?」
皆がニーズヘッグの姿に目を奪われている中で、武治が何とかそう呟く。
「ああ。そして、俺の正体……って言い方はちょっと違うか。正式な所属という意味では、シャドウミラーという国に所属している。次元の狭間にある世界で、様々な異世界との間に友好的な関係を築いている世界だ」
実質的には友好的というか、支配……とまでは言わないが、それでもシャドウミラーが上位的な国となっているんだが……まぁ、その辺は言わないでおこう。
妙な勘違いをされても困るしな。
それと、俺がシャドウミラーの代表だというのも……取りあえず、今は言わない方がいいか。
今その辺りを話せば、色々と面倒な事になるのは、ほぼ確定だろうし。
「まぁ、そう簡単に信じられないというのも分かる。けど、実際にこの人型機動兵器……ニーズヘッグを見れば、これがだただの張りぼてとかじゃないってのは、すぐに分かるだろ?」
もしかしたら、ミロンガ改やサラマンダーであれば、見ただけでそれが本物だという風には理解出来なかったかもしれない。
だが、ニーズヘッグは宝具化された影響や、グレートグランドマスターキーを内蔵しているという影響から、強い魔力を放つようになっている。
その辺りの事情で影時間の中でも普通に使えるようになっているのだし、ペルソナ使いの面々……いや、武治を入れるとそれ以外の面々であっても、ニーズヘッグをただの玩具として断言するような真似は出来ないだろう。
ぶっちゃけた話、このニーズヘッグこそが俺のペルソナ的な存在と言ってもいいのだろう。……とてもではないが、納得されるとは思えないけど。
まぁ、ペルソナ的な存在として考えれば、やっぱり刈り取る者がそうだと認識されてるのだろう。
「で、アクセル。このロボットがあれば、ニュクスを倒せるんだよな!?」
順平の、期待の込められた視線。
まぁ、最初にニュクスを倒してしまえばいいと言ったのは順平だったんだし、何より順平はチドリとの件もある。
どうしても、このまま死ぬという選択肢を選べる訳もないのだろう。
いや、この場にいる誰であっても、わざわざ自分が死ぬといった選択を選びたいと思う者はいないだろうが。
「そうだな。実際今までにも世界を幾つも破壊してきた邪神、遙か昔……銀河に広大な版図を持っていた、人
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