213部分:ラグナロクの光輝その六十七
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「ラインです」
「ライン、それでは」
「おそらくそこに我々を誘い込むつもりだと思われます」
「そして彼の地で」
「最後の戦いですか」
「如何為されますか?」
「まずは目の前の敵には余り積極的に攻撃を仕掛けないことです」
銀河での勝敗は決した。だからこれ以上のここでの戦闘は無意味だというのだ。
「退かせなさい。しかも目の前の敵は堅固です」
「はい」
「下手に攻撃を仕掛ければこちらも損害を被ります。それは避けるべきです」
「わかりました。それでは」
「ここは」
「はい、行かせるのです」
パルジファルは帝国軍への積極的な攻撃を控えさせた。その間に帝国軍は次々と戦場を離脱していく。
「見事なもんだな」
ジークムントは撤退する帝国軍を見て言った。
「ここまで立派な撤退ってのは士官学校のマニュアルでもなかったぜ」
「そうだな」
タンホイザーがそれに応える。
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