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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第14話 テンプレ?よくあるよね(白目)
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SIDE:レッド・パッペ





「それで、できれば先生(レッド)には…人が居ない時でいいので、私のことをジェラールと呼んでほしいのですが…」

「え、別にいいけど…人がいるときにはミストガン、なんだよな?」

ゴクリ、とオレの返事を聞いた後に満足そうにジェラールは頷いた。
そういえば、いつの間にか敬語になっているよな…。


「ジェラール、別にオレに対して敬語で話さなくてもいいんだぞ?そっちのオレとは敬語だったかもしれないけどよ…」


「いえ、私が貴方に対して敬語で話すのは理由がありますから…お気になさらずに」

「…あ、そう…?」

理由……か。まぁ別にいいんだけど…ね…?

「…一緒にギルドに帰るか?」

「…ああ、ええと…それは嬉しいのですが、あまり他の皆と関わりたくないのです。それに…ほら、私と同一人物が居ますから、もし顔を見られるようなことがあったらにはマズイでしょう?」

「ああ…そうか」

それはわかった。まぁ顔を隠すのに警戒を解かないのはいいことだな。油断しているといつ予期せぬことが起きるか知らないしね。

「…じゃあ、ジェラールはどうすんだ?これから。リサーナの救出はまだしないんだろ?オレももうすることないからギルドに返って飯食って寝たいんだけど」

「…あの、実はですね」

「…ん?」

何やら気まずそうにこちらを上目遣いでチラチラと見ながらそわそわしている。
…え、何。本当にどうしたの?

「…私、実は住む家はなくて…転々と場所に行っているから大体寝る時は宿にしているんです」

「…は…?」

女の子としてどうなん、それ。どうなん?(二回目)危なくねえか?いくら身を隠してるからって大丈夫なのか…?てか女の子だから普通家を買ってそのまま物を置いて趣味とか…アッ、そういえば今までアニマで転々していたからそういうことを気にしていなかった…?



…アカンやん…それ…。
オレ、男だけど流石にそれはどうなんだ、と思うぞ。


「…私達、パートナーですよね?」

「…あ、うん。そうだな(協力の意味で)」

エドラスのことがあるしな。それがどうした…ハッ!?まさかこの展開…!?あの昔よく読んでいたラノベと同じ、あのテンプレ的な―――!!


「あの…先生(レッド)の所で…パートナーでいる時の間でいいので、居させてくれませんか…?」

 

そして、チラチラと見るのをやめて…上目遣いのままオレを見てそう提案するジェラールであった。


…待ってくれよぅ…。


「ちょ、待ってくれ(本日で何度目ry)。あれだ、フ
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