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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第14話 テンプレ?よくあるよね(白目)
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とをやめなかった。

現にも彼と自分の差が開いていくばかりだ。

だが、だからこそ――


「――追いつき甲斐のある背中だ」

その一歩として、そしてサイヤ人の未来の為に彼は強くなって皆を引っ張る。
それは、サイヤ人のため、そして彼のために――









◆◆◆◆◆◆



場所は変わりルピナスという、地下町を持った都市だ。

その都市の外れにある森の中に――――





「ラクサス、どうかしたのか?」

灰になって崩れ落ちる建物見つめる金髪の男の後ろに、三人の男女が居る。
そのうちの緑の色をした男が、金髪の男――ラクサスの様子を問いかける。

その建物はフィオーレ王国に対してテロを企む者たちが集まっていたが、この四人組の手によってたった今無駄になっていた。

だが死人は出ておらず、重傷者が多い。



そして緑の色の髪をした男――フリードはただ崩れ落ちる建物を見つめるラクサスに問いかける。
何故なら、テロを討伐したのにラクサスはそこから動かずに見つめるだけだ。他の二人もそんなラクサスに対し心配そうに様子を窺っている。

それに気づいたラクサスは自身が考えていたことを三人に明かす。



「…なんかよォ…レッドがまた強くなった気がすンだよ…」

そう一言を零すラクサスに三人は驚愕の表情を浮かべる。

何度かそう呟くラクサスの予感は、よく当たる。

彼ら――ラクサスの親衛隊である雷神衆は彼の親友である男のことを知っている。

一度だけ、ラクサスから許可貰って親友である男、レッドと対峙した。

そして、その強さは三人を無傷(・・)で打倒した。
それは、目の前にいる男も(・・)同じだが、やはりラクサスが目指す男だからか、その実力は圧倒的だった。

だが、雷神衆はラクサスに付いていきたいと決まっていた。

そして、ラクサスが目指すべき相手であるのなら、ラクサスを応援し、そして自分たちも置いていかれないために鍛えている。

だから、彼らにとってレッドという人物は「ラクサスの目標となる男」として認識した。

だが、ラクサスは目標としてではなく、とあるサイヤ人と同じ様に背中を預けたいという想いだが。


「…そうか、ならまた我々も鍛えなくてはならないな」

「ええ、そうね」

「オレたちならやれるぜ、なぁ?ベイビー」

『ベイビーベイビー』


そう発言する三人+人形の言葉を聞いてラクサスは暫く無言だったが、自身の好むヘッドホンを付け直し、振り返って彼らに笑みを浮かべて返事をする。


「――――たりめえだ」






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