第14話 テンプレ?よくあるよね(白目)
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「気?」
「ええ、先生が疑問に思った力というのは、恐らく気です」
オレがジェラールと協力すると決まってから互いに情報交換を改めてすることにした。
まずはアニマが出現する確率が多い場所や地域について
そしてオレがジェラールの中にある力について
オレは…やべえ、情報交換じゃなくてオレが一方的にもらっているもんじゃねえか…。
そう呟いたらジェラールからは優しい目で「気にしてませんよ。まだこの世界について詳しくないのでそれで少しずつ教えてくれれば十分です」とこれもまた優しい声音で許してくれた。
やだ…弟子に甘えるオレって未熟すぎ…?
いや、真に言えばオレの弟子ってより別世界のオレの弟子らしいが。
まぁ…それはともかく、今オレはジェラールから感じた力について質問をしている。そしてオレの感じた力の正体は”気”だということらしい。
「んで、その気ってのはそっちの奴等にしか使えないもんなのか?それならアースランドの魔力を取り込む必要ないと思うけど…」
「…先生から教えてもらったのですが、大体はこっちの魔法と同じだって仰っておりましたね。ただ一なる魔法とは違い、元々全ての生物、そしてこの生きとし生けるものエネルギーと同じ物だと…」
「…待て、それじゃオレたちアースランドの魔道士や一般人、他の生物も使えるってのか?」
「はい、おそらくは…ただ、先生はここの一なる魔法がこのアースランドに起こったことで”気”と”魔法”が融合したことによってその二つの違いは無くなった、と言ってました」
「へぇ…ってちょっとお待ち?なんでそっちのオレそんなに詳しいの?さっきの話で聞く限りそっちでもサイヤ人は戦闘民族なんだよな?オレって戦闘民族でありながら魔法研究者だったりするの…?」
普段ならこの長い話を聞くだけでも頭が働かなくなるが、興味のある話だときちんと機能するようだ。
まぁ、前世でも同じことがあったけどね!…いや、そうじゃねェ…。
なんで足りない頭であるオレが居るのに、そっちのオレはオレよりも頭が良いんだよ。詳しすぎない…?これが長い年月に生きたオレの知性…?
「いいえ、違いますよ。 先生は列記とした戦士でしたよ…ただ何故かこの世界の魔法やエドラスの魔法に妙に詳しく…そして気についても知能があったからこの考えに至った様ですけど…。」
「…そっちのオレってこっちに来たことは?」
「…ないそうです」
お互い、エドラスのオレが正体不明すぎて同時に溜息を零す結果になった。
頭が痛くなるほどに両方の世界の魔法のことが詳しく、そして気についてにも理解があるオレは何を以ってその知識を手に入れたの
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