第二十八幕:曇り時々虹!?
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客様が来られますので☆」
時崎「なるほど。何か手伝う事は無い?」
七夏「ありがとうです☆ 大丈夫です☆」
時崎「何か手伝える事があったら、いつでも声をかけて!」
七夏「はい☆」
今日の七夏ちゃんは、はりきっている様子だ。女将さんとしての良い表情の七夏ちゃんが撮影できると思うと、俺も嬉しくなってきた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
七夏ちゃんと一緒に昼食を頂く。この後、七夏ちゃんとのんびり過ごす事もあるのだが、今日はそういう訳にはゆかない。凪咲さんと、七夏ちゃんは、今日と明日の予定を確認しているようだ。
凪咲「七夏、後でお買物お願いね」
七夏「はい☆」
打ち合わせをしているような凪咲さんと、七夏ちゃんを一枚撮影した。
自分の部屋に戻ろうかと思ったが、そろそろお泊りのお客さんが来る時間なので、このまま居間で待つ事にした。俺も挨拶をしておくべきだろう。
しばらくすると、玄関から声がした。
??「すいませーん」
時崎「はい!」
玄関に一番近い所に居た俺は、最初にお客様を迎える。
時崎「こんにちは! いらっしゃいませ!」
??「お世話になります」
??「どうも!」
見たところ、ご年配の女の人と、若い男の人・・・親子だろうか? 女の人は落ち着きのある雰囲気に対して、男の人は、今風・・・というか携帯端末を操作している。まあ、余計な詮索は良くないな。
七夏「いらっしゃいませ! ようこそ風水・・・ひゃっ!」
男の客に、いきなり携帯端末で写真を取られた七夏ちゃん。俺は何か嫌な予感がした。
男客「おっ! 可愛い女将さん!」
宿泊客は、続けて七夏ちゃんをパシャパシャと撮影する。
七夏「ひゃっ! ご、ごめんなさいっ!」
七夏ちゃんは、そのまま二階へ駆けて行く。
そこへ、凪咲さんが姿を見せた。
凪咲「すみません! 娘の失礼をお許しください。ようこそ風水へ!」
娘の失礼!? 失礼なのはどっちだ!? そんな感情が芽生え始めた事に気付きかけたその時−−−
凪咲「柚樹君、ちょっといいかしら?」
時崎「え!? はい」
凪咲「お客様を、お部屋に案内してあげて!」
時崎「あっ、どうぞこちらへ・・・」
お客さんをお部屋に案内する。七夏ちゃんが居なくなったので、俺が凪咲さんを手伝う事になった。それは全然構わないけど、俺は七夏ちゃんの事が気になって、なかなか手伝いに集中できない。
凪咲「柚樹君、それは私が行いますから、こちらを・・・」
時崎「は、はい! すみません!」
泊まり客のお世話を、凪咲さんが殆ど一人で行っている。俺も出来る限り凪咲さんを手伝うけど、女将として、七夏ちゃんが行っている事の大変さを、改めて知る事となった。
お客さんへの対応・・・当
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