第二十八幕:曇り時々虹!?
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っ! 柚樹さん! おはようございます☆」
凪咲「柚樹君、おはようございます」
七夏「柚樹さん! どうぞこちらへ☆」
時崎「ありがとう! 七夏ちゃん!」
七夏ちゃんは、お料理を用意してくれる。今日はいつもよりも張りきっているように見えた。まあ、お客さんが来るから気合が入っているのかも知れない。民宿風水で「女将として働く七夏ちゃん」は普段の七夏ちゃんの一面でもあるから、アルバムに加えるのも大切な事かも知れないな。
七夏「柚樹さん、ごはん、おかわりしますか?」
時崎「ああ。ありがとう!」
七夏「くすっ☆」
七夏ちゃんは、ご飯をよそってくれる。その様子を一枚撮影した。
七夏「はい☆ どうぞです☆」
時崎「ありがとう!」
七夏「柚樹さんは、いつも写真機を持ってますよね☆」
時崎「今も、可愛い女将さんを見かけたから一枚撮影させて貰ったけど、大丈夫かな?」
七夏「あっ! ・・・えっと・・・大丈夫・・・だと思います・・・」
七夏ちゃんは、そう言い残しながら、台所の方へ戻ってしまった。無断での撮影は、ほどほどにしておかなければならないかも知れないな。
時崎「凪咲さん、ごちそうさまでした」
凪咲「いえ、どういたしまして」
時崎「今日は、お泊りのお客さんが来るのですよね?」
凪咲「ええ。2名様が昨日、ご予約をくださいました」
時崎「何か、手伝える事があったら、何でもしますので!」
凪咲「ありがとう、柚樹君。その時は、お願いします」
時崎「はい!」
朝食を頂いた後、のんびり過ごしたい所だが、昨日早く寝てしまったので、その分を埋める、具体的には「七夏ちゃんへのアルバム」の制作を行う。恐らく、七夏ちゃんも午前中は宿題を行うだろうから、俺もそれに合わせて制作作業を行うのが良いだろう。
しばらく、制作作業に集中する。以前に考えていた「とびだすアルバム」を、どうするか・・・蒸気機関車や虹を飛び出させる考えがあったが、やっぱりこれは止めておこうと思った。七夏ちゃんが驚き、喜んでくれる事・・・これを主テーマにしなければならない。とびだす考えはまとまらないが、もう一つのアイデアは、きっと上手く出来ると思っている。そのアイデアが、デジタルデータとして上手く出来るか検討しているが、概ね大丈夫だと思う。
しばらく、制作作業に没頭した。
蝉の合唱が控えめになった事で、部屋の外の物音が聞こえるようになってきた。午後が近づいている事を感覚する。いつもよりも大きな物音なので、俺はその音のする方へ向かう。
七夏「あ、柚樹さん! お腹すきました?」
時崎「いや、大丈夫。物音がしたので」
以前に高月さんが泊まった部屋から、七夏ちゃんが姿を見せた。
七夏「えっと、騒がしくてすみません。今日は、こちらのお部屋にお泊りのお
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