暁 〜小説投稿サイト〜
魔女の付き人(仮)
精神と時の部屋(仮)
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 ウィスは絶賛悩み中であった。
 言葉のレパートリーか、それともドロシーに対する姿勢か。

「……何がいけなかったんだ?」

いや、本当に、何故だ。

「いや、普通に誤解を招くことを言ったからじゃないすか?」 
「誤解…?」

何故だ?自分はただ言葉を着飾ることなく己の思いを伝えただけだというのに…

「うむ、ウィスはもう少し女性に対する言葉の遣い方を学ぶべきじゃな。」
「あれはウィスに責任があると思うぜ?」

 周囲にウィスの味方はいない。
 スノウとエドは苦笑しながらウィスを見詰め、残るアランは此方をニヨニヨしながら見ている。

そのニヨニヨとした目、止めろ

 見ればウィスの頬には未だに真っ赤な紅葉の跡が残っている。
 それも左右の頬の両方に。

 言うまでもなく赤面したドロシーにぶたれた跡である。
 彼女に手加減など存在しなかった。

 白亜の巨城の騒動以降ウィスはギンタ達と共に行動をしている。
 特にこの世界での行動指針が決まっていないためだ。

 思いを告げたドロシーからはぶたれた。
 故に今はウィスはギンタ達に連れ添っている。
 詰まる所、成り行きだ。

 見ればギンタ達は今や、チェスの集団と闘うべくアランから師事を受けていた。







??????







 時は少し遡る。

 無事、スノウは救出された。
 異世界の住人であるギンタと彼の相棒であるバッポの活躍によって。

 チェスの集団である糸目の男と金髪の幼女もいたがなんのその、ギンタは持ち前のタフネスと精神力で奴らを撃破した。

 そしてエドと融合していたアランと呼ばれる男からスノウを救出するARMを受け取り、無事氷漬けの状態であったスノウを救出する。

 宙から落下するスノウを受け止めようとしたギンタと彼女がキスをしてしまっていたが特に問題はない。
 今夜は赤飯なだけである。

 その後、チェスの新手が現れたが特に何もすることなく奴らは帰還していった。
 何か不吉な言葉を残しながら。

 第二次メルヘヴン大戦の開幕。
 いつの世も戦争かとウィスは嘆息せざるを得ない。

 よく見ればハロウィンに参加すれば大活躍間違いなしのカボチャ男もいたが、ウィスは最初から眼中になどなかった。

 そう、ウィスの頬には赤々と紅葉の跡が残っていたのだから。
 言うまでもなくドロシーから頂戴したものである。

 どうやらウィスとドロシーの2人の間には語弊が生じていたようで、彼女にあらぬ誤解を招いてしまったようだ。
 ウィスが彼女に熱烈なまでの独白を述べた後、ドロシーから熱烈なまでの張り手を頂いた。

 驚くことに普通に痛かった。
 ドロシーはウィ
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