第三十六話
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良いのか?
兎に角あれだな、感情が無くなっている。
「で!」
「御師様、既に詰んでますぞ」
「成る程、彼奴を解放しよう」
「簡単ですな、何かを考えて!」
「そろそろ戦いが始まる、彼奴の甘さは出来るだけ取り除く事が出来た。
分かるか? 私は心配なんだ、自分の性格の甘さで死んで欲しく無いのだ」
リヒテンラーデ候は真剣に答えて来れている。弟子を死なせたくないか初めて聞いたな
「では、今から供に帰っても?」
聞いて見れば!
「構わんぞ、だが絶対に生きて帰って来させろ命令だ」
「将来の国務尚書は絶対にこの場所に連れて帰ります」
「違うぞ、将来は宰相だ!!!」
「本気ですか?」
「無論本気だ、皇子にも本気の愛情を注いでいるのは分かっている」
この人がこんな言葉を言う何て夢でも見てるのか?
汗が顔を流れるのが分かる、まさかその様な事を考えているとは思いもしなかった
「不思議か?」
「はい」
パウルは真剣に向かい合うが役者が違う
「儂も人を多く見て来ている、そしてその結果だ。
多くは言わんぞ考えろ戦いが終わった時に答えを聞こう」
私はそのままロルフ様を連れ帰った......
パウルよ、若いなまだ自分を捨て切れていない答えは儂が死ぬ時まで出せれば合格かな?
リヒテンラーデ候は一人テラスでワインを片手に二人を見送っていた静かに...
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