01.三匹の迷い猫
Prologue
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れた所から見守る少年。
―――落下死なんてヘマするか?―――イヤイヤ、御前なら遣りかねないって。まず、単車でビルの壁を垂直に走るとか有り得ない―――俺にはそれが出来るんだよ?―――イヤイヤイヤ、知らないし。能力使ったって重力を無視するとか有り得ないし―――俺には出来る、それだけだ。御前、自分が出来ないからって嫉妬してんのか?―――な訳ないじゃん。ただ、そんな怪物みたいな事、どうやったら出来るのかなぁと。あ、御前は阿呆だからできるのか―――なんだとッ?―――ほらぁ!そうやって直に掴みかかってくる?単細胞≠チて言葉がお似合いね―――テメェ?―――うふふふ。殺せるものなら殺してみなさぁい、馬ぁ鹿―――くっそ……―――あれぇ?殺せないのー?―――うるせぇ?体力温存だ?―――どうしてぇ?―――判ってんのに聞くなボケェ?
少年は少女の後ろに広がる、街を見ながら言った。
「俺達は白猫を打っ殺すんだ」
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