姉弟初素股、姉ぶっかけ
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。
だがこのまま触手による強制素股をし続ければ一分どころか30秒もしないうちに童貞少年の股間は愛する姉の身体で果ててしまうだろう。
しかし――。
天蓋大王は触手の動きをピタリと止めさせた。
「えっ……!?」
相手の予想しない動きに珊瑚が唖然とする。てっきりこのまま続けて恥ずかしい姿を晒そうとする魂胆があると思っていたのだ。
「珊瑚よ、おまえが嫌というのなら今日はこのまま終いにしてやってもいいぞ」
「なんだと……、嘘だっ、またなんか企んでいるんだろう!」
「本当だ。ここまですればおまえら人間も妖怪様の恐ろしさと、自分たちの浅ましさを思い知ったことだろう」
「…………」
「ただし、おまえの弟は蛇の生殺し状態だがな」
「ハッ!」
蛸妖怪の毒気に当てられ発情した少年少女たちだったが、ぞんぶんに絶頂を迎え、みんなスッキリした顔をしていた。
ただ琥珀だけが身体をもてあそばれただけで、精を吐き出していない。
股間に熱い脈動を感じる。
ピクピクと痙攣している弟のペニス。その灼熱の性棒の根元にある睾丸の中では何億もの精子が灼熱の溶岩のように渦巻き、射精する瞬間を待ちわびている。
「姉上……、姉上……」
弟が弱々しい声で苦しそうにうめく。
幼少の頃、風邪で熱を出して、自分の名を何度も呼んでいた記憶がよみがえる。
「ああ……、琥珀……」
男子にとって射精を封じられることは排泄を禁じられることに等しい苦痛だという。
珊瑚とて現代の女子。その程度の性の知識くらいはある。
愛する弟が性欲を持て余し、苦しんでいる。それをそのままにしてはおけない。
姉性愛を刺激された珊瑚は弟に優しく声をかけた。
「琥珀、いいよ」
「姉上?」
「わたしが、お姉ちゃんが受け止めてあげるから、そのままいきな」
「で、でも……」
この姉弟相姦ショーがどのような終焉を迎えるのか、周りでは級友たちが好奇の目で見守っている。
このまま欲望にまかせて姉の身体を汚してはいけない……。
はっきりと拒絶の意志を伝えようとしたとき、琥珀の唇を珊瑚の唇が蓋をした。
「ッ!?」
目を見開いて姉を見返す。
「よかった」
「え?」
「いまの、わたしのファーストキス」
「そんな、姉上……」
「唇だけは汚されないよう、あの蛸妖怪の触手や男子たちから必死になって守ってたんだ。これだけは好きな人に捧げたかったから……。わたしの初めて。琥珀で良かった。……あ、あんたは嫌だった? なら、ごめん!」
「なっ!? そんなわけないだろ、おれだって姉上が初めてで嬉しいよ!」
「なら、初めてついでに、しちゃうか、セックス」
「おれが、姉上とセックス……」
したい。
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