第42話 ルビンスキーの恐怖
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暗殺未遂事件の黒幕が判明します。
新婚旅行と同衾は延期と成りました。
籍だけ入れた状態。リーファ・L・アッテンボローになりました。
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第42話 ルビンスキーの恐怖
宇宙暦792年10月10日〜
■自由惑星同盟 統合作戦本部
シトレ統合作戦本部長、ロボス宇宙艦隊司令長官、ヤン中佐が狙撃されてから、憲兵隊、諜報部、警察などが、事実関係を必死に捜査を行っていた。リーファとアッテンボローは本来であれば、一ヶ月の休暇と新婚旅行というパターンであったが、速攻中止し事態の沈静化に努めていた。
ウエディングドレスから軽くシャワーを浴びただけで、軍服に着替えて、グリーンヒル中将と善後策を練り始めている。数日間の徹夜の末に、統合作戦本部次長に元第四艦隊司令官クブルスリー中将と宇宙艦隊副司令長官にグリーンヒル中将が決まり軍に対しては混乱が収まりつつあった。
マスコミにより今回の襲撃事件は【血のウエディング事件】として大々的に報道され、軍内部では帝国なら報道規制がひけるのにと悔しがられた。更にトリューニヒト派によるリークで、カスター国防委員長の情けない姿が大々的に報道され、カスター委員長の支持率が降下するはめに成った。
最初リーファは、原作知識からフォークを操ったのが、軍強硬派によるクーデターの兆候かと心配し身構え、情報部のブロンズ中将も原作ではクーデター派で有ったため危険視していたが、その兆候は全く無く、肩透かしを受けることに成った。
続いて考えたのは、フェザーンのルビンスキーであった。しかし、この時期にあの黒狐がテロに動く可能性が少ないこと、又情報部が監視しているバルサモ大佐やバーの人員が全くと言って良いほど動いて居ない事が確認できたことなどが、ルビンスキー犯人説の弱さであり、今ひとつ決定打に欠けるのである。
更に地球教であるが、この頃は地球教が余り進行しておらず憂国騎士団員が地球教徒であったことは、原作で判っているが、そこまで調べられる状態でもないのがもどかしかった。しかし、トリューニヒト派が勢力を増やすべく動いている事を考えると、トリューニヒト派が暗躍したのではと考えもしたが結論は出なかった。
結果的に今回の襲撃事件の細評についてはフォーク容疑者の取り調べでハッキリさせると、グリーンヒル中将は話してくれたが、リーファはどうだろうと怪しんでいた。
■自由惑星同盟 憲兵隊
憲兵隊に収監されたフォーク中尉は、連日連夜の取り調べにも自己弁護ばかり繰り返し要領を得ない状態で有った。
「アンドリュー・フォーク中尉、貴官がやった事は重大な事だ、判っているんだろうな」
「小官を排除しようとした利敵主義者に天
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