第37話
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情をし、サリアは首を傾げてヴァイスに訊ねた。
「フッ、それは見てからのお楽しみだ。―――――ヴァイスハイト皇帝だ。すまないが、今時間はあるか?依頼していた物品を届けて欲しいのだが―――――」
そしてヴァイスは誰かと通信をし、通信を終えてセリカ達と今後の事について話していると扉がノックされた。
「――――失礼します、ラインフォルトです。」
「ああ、入ってくれ。」
ヴァイスが入室を許可するとアリサとシャロンが執務室に入り
「へ………あ、貴女は………!………って、あれ?前に会った時と比べると服装もそうだけど雰囲気も随分変わっているようだけど………」
執務室に入り、セリカを見たアリサは呆けた後困惑の表情でセリカを見つめたが
「―――フフ、お嬢様。そちらのアイドス様に非常に似た男性――――”嵐の剣神”の二つ名で名高いセリカ・シルフィル様はアイドス様ではありませんわよ。」
「へ……お、”男”!?ど、道理でアイドスと全然雰囲気が違う訳ね………リィンからアイドスにアイドスそっくりのお兄さんがいる話は聞いていたけど、まさかここまで似ているなんて……」
シャロンの指摘を聞くと驚き、信じられない表情でセリカを見つめた。
「え………」
(ぬ?何故その嬢ちゃん達がアイドスの事を……)
「………何故、アイドスを知っている?リィンの知り合いのようだが………」
二人の会話を聞いたシュリは呆け、ハイシェラは眉を顰め、セリカは静かな表情でアリサ達に問いかけ
「あー、そう言えばまだ言ってなかったな。金髪のお嬢さんは”アリサ・ラインフォルト”という名前でラインフォルトグループの会長の一人娘にしてリィンやセレーネ達――――”特務部隊”と共に1年半前のエレボニアの内戦終結に大きく貢献したトールズ士官学院”旧Z組”の一人だ。」
「うふふ、それとアリサお嬢様は内戦時にリィン様と結ばれた事で数多くいるリィン様の婚約者の一人に加わった方ですわ♪」
「シャ、シャロン!」
ヴァイスの説明の後にからかいの表情を浮かべて答えたシャロンの自分の事についての紹介を聞いたセリカ達が冷や汗をかいて脱力している中アリサは顔を真っ赤にして声を上げた。
「……なるほど、そういう事か。」
「二人にも紹介しておこう。――――そこのアイドス似の男性の名前はセリカ・シルフィル。異世界ディル=リフィーナの大国―――”レウィニア神健国”の客将だ。ちなみに”レウィニア神健国”はメンフィル帝国と同等の国力を持っていると言われている大国だ。」
アリサ達の説明を聞いたセリカが納得している中ヴァイスはアリサとシャロンにセリカの事を軽く紹介し
「まあ………」
「ええっ……!?あ、あのメンフィルと……
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