208部分:ラグナロクの光輝その六十二
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」
「それでは」
「戦いとは最後に立っていればいい」
それがクリングゾルの考えであった。
「どれだけ負けようとな」
「しかし既に竜も」
「それがどうしたというのだ」
部下の言葉を一蹴してしまった。
「確かに竜達は残念だった。だがまだ私がいる」
「閣下が」
「私がいる限り帝国が敗れることはないのだ」
恐ろしいまでの轟然とした自信を以って言っていた。
「このクリングゾル=フォン=ニーベルングがいる限りな。ではわかったな」
「は、はい」
その威圧感に部下達は完全に押されていた。だが気を取り直して応えた。
「まずは後方に退く。そして」
「それから反撃と」
「よいか、まずは逃げる」
彼はまた言った。
「それからだ。拳を潰すのは」
連合軍が覆い被さろうとしている。だが帝国軍はそこから逃れていく。そして全ての艦艇を後ろに逃がしたところで陣をすぐに整えていた。その前では連合軍が円どころか球体になっていた。
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