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ヘタリア学園
第七千四十二話  一回やった

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第七千四十二話  一回やった
 ドイツとプロイセンは第二次世界大戦後別々の国でしたがこの時実は一回だけ合同入場をしていたりします。
「前の東京オリンピックだったな」
「ああ、懐かしいな」
 プロイセンはドイツのその言葉に真剣な顔で応えました。
「今思うとな」
「そうだな」
「あれから合同チームはなかったな」
「うむ、最初で最後だった」
 東西に分裂していたその時はです。
「今は統一したしな」
「もう合同チームもないけれどな」
「しかしだ」
 ここで顔を曇らせて言うドイツでした。
「あの時俺達はそこまで宣伝しなかった」
「宣伝することでもなかったしな」
「しかし委員長は違うな」
「これでもかって言い回るからな」
 南北融和だの将来の統一だのです。
「ちょっと静かにして欲しいな」
「うむ、政治はスポーツに関わらせないことだ」
 それでというのです、実はドイツとプロイセンも合同は一回だけしました。


第七千四十二話   完


                 2018・5・19
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