ペルソナ3
2049話
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せてくれるんだよな?」
「そうだね。ただ……ここだと、色々と不味いだろ? 彼女もそのままにしておく訳にはいかないし」
望月の視線が向けられたのは、アイギス。
色々と修理しなければいけない以上、暫く戦線復帰は無理だろうな。
そう思いながら、どこで話を聞くのがベストなのかを考える。
……いや、考えるまでもなく、相応しい場所としては巌戸台分寮しかないか。
場所的には俺の家でも問題はないんだが、俺の家は狭いしな。
グリと刈り取る者がいなくても、この人数が集まるのは不可能に近い。
それはゆかりの部屋も同様だし、そうなれば残るのは自然と巌戸台分寮となる。
アイギスの件も込みで考えれば、尚更だろう。
山岸やチドリも、当然望月の話は聞きたいだろうし。
「じゃあ……取りあえず、グリ。ご苦労だったな
そう褒めながら頭を撫でると、グリは嬉しそうに目を細め……召喚が解除され、ネギま世界の魔法界に戻っていった。
刈り取る者の方も、俺が視線を向けるとそれだけで言いたい事を理解したのか、俺の影の中に沈んでいく。
「おや、あのグリというのに乗っていくんじゃなかったのかい?」
「残念ながら違う。俺がいる以上、わざわざグリに乗って移動するような真似をしなくても、問題なく転移出来るからな。望月も見たんじゃないか? 俺がここに姿を現した時の事を」
「ああ、あの……その、ちょっと気色悪い……」
若干言いにくそうにしている望月の言葉に、それを聞いていた何人かが、思わずといった様子で吹き出す。
……まぁ、影から出てくる光景ってのは、慣れない者にしてみればちょっと気色悪いと思われても不思議じゃないのか?
ホワイトスターに戻ったら、エヴァ辺りにその辺をどうにか出来ないか、聞いてみるとしよう。
そう思いながら、俺は問答無用で全員を呑み込む程度の影のゲートを展開するのだった。
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