斬月編・バロン編リメイク
流行ってます?
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「アルフレッド様がお待ちです。ホテルにお戻りください」
黒服が戒斗の腕を掴んだ。
これに対して当然、身に覚えがないであろう戒斗は抵抗し、黒服たち腕を振り解いた。
戒斗は碧沙(体は咲)の小さな手を掴んで再び歩き出した。歩幅が大きいため、手を引かれる碧沙は小走りにならざるをえない。
(そういえば、兄さんたちとモン太とチューやん以外の男の人と手をつなぐのって、はじめてかも)
暢気に思いを致した直後――黒服たちが追って来て、戒斗の背中にスタンガンを押しつけた。
「駆紋さん!?」
碧沙は倒れた戒斗に取り縋った。揺さぶっても戒斗は目覚めない。
「なにするんですか! ――きゃっ」
黒服の男たちの片方が、背負った水色のランドセルを掴んで碧沙を引きずって行き、黒い車に碧沙を投げ込んだ。
混乱する碧沙に続いて、気絶した戒斗が座席に乗せられた。
車が発進する。
もう碧沙にはどうすることもできなかった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ