第四十四話 二人でお外に出てその二十五
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「どういうこと?」
「だからおひきよせよ」
「ちっちがいつも学校で言ってたじゃない、おひきよせ」
「ちっちにもその時が来たんだって思ったのお:」:
「遂にね」
「遂にって、おひきよせは誰と会ってもよ」
本当に不思議な人と人の出会いが多いですがこの人同士の出会いもまた祖神様のお導きなのです。
「おひきよせよ」
「私達ともよね」
「そうよね」
「ええ、そうよ」
皆が何を言ってるのかわからないですがおひきよせのことはそうだとはっきりと答えました。
「そういうものよ」
「うんうん、ちっちもおひきよせがあったからよ」
「だからその子とも会ったし」
「今も一緒にいるのね」
「そうよ、何を言ってるかわからないけれど」
皆の言いたいことはです。
「阿波野君っていうけれど、この子ね」
「ふうん、阿波野君ね」
「見れば見る程絵になるわね」
「そうね、ちっちと一緒にいるよね」
「相性もいい感じだし」
「はい、先輩とは二つ離れてますけれど」
阿波野君も皆に言います。
「色々と教えてもらってます」
「これからも教えてもらいなさいね」
「何かとね」
「そうさせてもらいます、先輩から」
「何かいつも気になる言い方する子ね」
私は阿波野君と皆のやり取りを聞いて阿波野君に言いました。
「どうしてなのよ」
「あれっ、気になります?」
「変な言い方ばかりするから」
私に対して言ってるのはわかりますがそこからはわからないのでどうしても気になってしまいます。
「何でよ」
「何でといいましても」
「こうした子なの」
今度は皆に言いました。
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