第41話 ランボーなリーファ
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一番遠い位置にいたためにロボス宇宙艦隊司令長官とヤン大佐の狙撃までは防げなかったが、その後の攻撃はほぼ防ぎ切ることになった。
リューネブルクとシェーンコップは阿吽の呼吸で果物用ナイフを持ち、更に銃撃を行うフォークへと投擲した。ナイフは見事に、ブラスターを持つ右手に突き刺さる。あまりの痛みにフォークはブラスターを落とした所へ、シェーンコップ素早く駆け込みながら叩き倒して腕を捻りあげ、リューネブルクが頸を絞めて気絶させた。
「旅団長、お見事」
「シェーンコップ、お前もな」
リューネブルクが呆然とする列席者や護衛に対してカツを入れる。
「総員、気を付け!!。慌てるな落ち着け!!。怪我人の手当が先だ!!」
その鮮やかな姿と言葉に、パニック状態だった列席者達も怪我人の手当のために動き出した。リーファも直ぐさま怪我人の数を把握し始める。
「怪我人は動かさずに、止血をしてください。怪我人の人数を把握して」
直接撃たれたのは、シトレ統合作戦本部長、ロボス宇宙艦隊司令長官とヤン中佐であり、この3人は予断を許さない場所に被弾していた。
その他、流れ弾で数人が怪我を負っていたが、命に別状がない状態で有った。
情けないことに、カスター国防委員長が、腰を抜かして大小両方を失禁していたのが目立ったぐらいであったが、それが知られてカスターはその後暫く恥ずかしい思いをするのであった。
リーファはてきぱきと指示をしている、直ぐさま護衛や副官が他の襲撃者が居ないかを確認しながら、連絡を入れている。携帯電話から救急ヘリを呼ぶ声も聞こえる。キャゼルヌやワイドボーンやアッテンボローがシトレ、ロボス、ヤンにかかり止血を試みている。リューネブルクとシェーンコップは陸戦の経験からロボス、シトレの止血を取り仕切っている。どうしてもヤンの方が後回しに成ってしまうのである。
「布が足りないぞ!!!」
「ガーデンじゃテーブルクロスもないぞ!!」
その言葉に数人の士官がホテル内へ布を取りに走って行く。
その時リーファがいきなり、ウエディングドレスを引き裂き始めた。驚く人々を尻目に引き裂いたドレスを包帯代わりに遣うように命じ始めた。
「此で止血を行って!」
「でも、ドレスが」
「そんなの関係ない!ドレスなんかより、止血よ!!」
「判ったわ」
リーファは次々にドレスを破っていく、あっという間にウエディングドレスは袖が無くなり、超ミニスカート状になり、下着が丸見え状態だが全く気にせずにテキパキと指示を行う。さらにストッキングを脱いで止血に使う。イブリンやフレデリカもストッキングを脱いで止血に使う。
ジェシカは真っ青な顔で震えていて今にも気絶しそうだ。それをラップが抱きかかえている。オルタンス、イブリン、フレデリカはリーファと共にテキパキ
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