第36話
[6/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
に似ているが、スタイルに関しては明らかにエステルに勝っているな。」
「ヴァイス様……」
(お、お父様……)
「……っ。女好きでエッチな所も相変わらずですね……先に言っておきますけど、あたし、貴方は全然タイプじゃありませんから、他の女性達みたいに貴方の毒牙にはかかりませんよ!?」
興味ありげな表情をしたヴァイスはユウナに視線を向け、ヴァイスの発言に黒髪の女性とリィンの身体の中にいるメサイアが呆れた表情をしている中ユウナは一瞬怯んだ後ヴァイスを睨んで反論した。
「ユ、ユウナさん!?」
「さすがに不敬では?」
ユウナのヴァイスに対する態度にセレーネは驚き、アルティナは静かな表情でユウナに指摘し
「ハッハッハッ、この程度最初の頃のエルミナと比べれば可愛いものだ。さてと――――挨拶が遅れたが3人とも久しぶりだ。それ以外は初めてになるかな?クロスベル帝国双皇帝の一人、ヴァイスハイト・ツェリンダーだ。見知りおき願おうか、トールズ第U、新Z組の諸君。」
「ヴァイス様の正妃の一人―――リセル・ザイルードです。以後お見知りおきください、第U分校の皆様方。」
一方ヴァイスは軽く笑った後黒髪の女性―――ヴァイスの正室の一人であるリセル・ザイルードと共に自己紹介をした。その後リィンはメサイアを召喚してクルト達と共にヴァイス達に近づいた。
「フッ、久しぶりの邂逅になるが、ずいぶんと見違えたな。背も伸びたようだが、大人の貫禄も付き始めているな。セレーネは1年半前より女性らしさが更に増したな。フッ、リィンの婚約者じゃなかったら俺なら間違いなく狙っていたぞ。」
「ハハ、相変わらずですね。」
「ふふっ、皇帝に即位してから色々とご活躍されているようですが、陛下は変わっておりませんわね。」
「フウ……私としてはその活躍の中にある”娼館通い”はいい加減少しは控えて欲しいのですが……」
「やっぱり、クロスベルでも”娼館通い”をされているのですか、お父様は……」
ヴァイスの評価にリィンが苦笑し、セレーネが微笑んでいる中疲れた表情で溜息を吐いたリセルとメサイアの言葉にリィン達は冷や汗をかいた。
「フッ、それはできないな。何といっても”娼館”は”男のロマン”だしな!リィン、お前だってミルスにいた頃は上司や先輩に誘われて”娼館”を楽しんだんじゃないのか?」
「いやいやいや、確かに誘われはしましたけど、”娼館”には一度も行ったことはありませんから!」
「アハハ………フォルデさんやステラさんのお話ですと、お兄様はエリゼお姉様を理由にいつも断っていたそうですわよ?」
静かな笑みを浮かべて断言した後からかいの表情を浮かべたヴァイスに問いかけられたリィンは必死に否定し、セレーネは苦笑しながら
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ