暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2048話
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ャドウである以上、そう考えれば不思議ではない……ような気がしないでもない。
 しかし、こうして見る限りでは俺に対して、妙に気安い感じで話し掛けているようにも思えた。
 そういう能力なのか?
 いや、こっちと友好的に接するような能力って、どんな能力だよ。
 もっとも、こっちの精神とか心を読んで、それで自分に有利な状況を作り出す、という能力を持つ可能性はあるのか。
 最後に出てくるイレギュラーシャドウにしては、ちょっと拍子抜けの能力だが。
 いや、本当にこれが最後のイレギュラーシャドウとは限らない。最後のイレギュラーシャドウと思われていた先月のイレギュラーシャドウを倒しても、結局影時間が解決しなかった事を思えば、今月だけではなく、1月、2月、3月といった風に毎月新しいイレギュラーシャドウが現れても不思議ではない。

「お前は……誰なんだ?」
『ん? ……ああ、そうか。こんな姿じゃアルマー君には僕が誰なのか分からないのか。……ただ、友達なんだから、出来れば僕が誰なのかはすぐに分かって欲しかったというのは、僕の望みすぎかな?』
「……何?」

 友達。間違いなく、目の前のイレギュラーシャドウは俺を見て、友達といった。
 だが、当然のように俺にイレギュラーシャドウの友達なんて存在はいない。
 ……まぁ、刈り取る者は召喚獣にしたから、必ずしもシャドウと意思疎通出来ないなんて事はないと思うんだが。

『そうだね、じゃあ……こうすれば、僕が誰か分かるかな?』

 そう言い……次の瞬間、イレギュラーシャドウの姿は、俺にとっても見覚えのある人物の姿に変わった。

「望月?」
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