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雪音クリスの休日
03
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して、死刑判決とかも必要なく、射殺される寸前に追い込んでいるのには気付いていないクリス。
「美味いか? どうだ? あたしにだって少しぐらい女らしい事出来るんだぜ」
「ああ、クリス君は何でも出来る良い子だ」
「エヘヘヘッ」
 何でもできる完璧超人だと受け入れられないので、部屋を片付けられないADHD女だとか、料理できない系で殺人料理やダークマターを制作したり、くだらない付加情報が付くのが普通だが、クリスには特に後付けされず、「指に絆創膏一杯貼って、包丁扱うのに苦労しました」みたいなキャラ設定も付けられていなかった。
「あんなに嬉しそうに笑ってるクリスさん、初めて見ました。司令は一体どんな魔法を?」
 エルフナインとかも泣いてしまい、この少女の一時の幸せを奪って良いものかと思い始めた。

 その後も「カラアゲもア〜〜ン」「オニギリもあるんだゼ、ア〜ン」もやって、デザート口移しで「キスの味はイチゴ味」に及ぼうとしたところで、スナイピングポイントからスコープの反射を見た司令がクリスを押し倒した。
「いかんっ」
「ああんっ(///)」
「「「「「「「「「「「ああっ、こんな昼間の公園でっ!」」」」」」」」」」
 クリスの全面投影部の面積は圧倒的に乳が多い。そこでスナイパーからクリスを守ろうとした場合、必ず乳を押して動かし、まず頭を守るために抱き締めて周囲を警戒しなければならなかった。
「パ、パパ、こんな所でっ、でもあたしならいいゼ」
 クリスさん完全受け入れ態勢完了の準備オッケー、その頭の中ではウェディングベルとか鳴り響き、受胎告知の天使が下りて来て妊娠の告知もされた。
「間違いだったか? まさか休日の公園でシンフォギア装者を狙う訳がないか」
 スコープのヘアラインのど真ん中に置かれているのは、クリスではなく司令の方だが、さすがに数百メートル向こうのプロのスナイパーなので、殺気も気配も何もかも消し去って行動していて、格闘家や防人の家系でも殺気を検知できなかった。

「風鳴を今すぐ射殺しろっ!」
 SONG司令部よりも上位から命令が下り、元司令射殺許可。
「奴を今すぐ止めろっ、地上部隊っ、突入開始っ!」
「「「「「「「「「「「「うおおおおおおおっ!」」」」」」」」」」
 中央モニターとか、内閣府とか、各関係省庁で監視されている映像に、クリスのメスの顔と、発情して男を受け入れる状態になって、完落ちして首を縦に振り、目を閉じる顔が大アップで垂れ流されてしまった。

「クリス、君には言っておかなければならない事がある」
「えっ?(///)」
 普通の体制に戻され、向かい合って話し始める二人、クリスの前には書類が出され、ペンなども出された。
(そんな、婚姻届けとか後でいいのに……)
 クリス的には「実印」さえ押してくれたら、
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